大友愛は菩薩である | バレーボールワールド     中西美雁の日々是排球

大友愛は菩薩である

ee1400c2.jpg4月も中旬を迎えようというのに、夜はまだまだ肌寒い今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
スタッフTさんに言われて初めて大友愛ちゃん退職の記事に気づいたわたくしです。

だいぶんと昔に山口百恵についてこんなことを言ってた人がいましたが、大友愛ちゃんの人気も結構特殊なモノだったように思います。

あの長い手足、アスリートとして研ぎ澄まされたというよりは、女性らしいラインを残したスレンダーな肢体に、あどけないファニーフェイス。
本人もびっくりするほどピュアな子だったので、男性からも女性からも一種のファンタジーとして人気が出たんだろうなと。

もっとも、男性ファンが見てたファンタジーと女性ファンが見てたファンタジーは全然別物だった可能性が高いですが。

大体、女性に人気のある選手と男性に人気のある選手は、バチっと分かれてしまう傾向にあるので(あんまり指示を出さないと、カメラマンさんが撮ってくる写真はすごく偏ります)、ホント彼女の立ち位置は独特だったなあと思います。しかも天然。

これはワールドの4で掲載する予定だった記事用の写真です。ドレス姿とかよりもこっちの方が自分的には好きです。

身長、身体能力、バレーセンスに恵まれていた彼女ですが、一流のアスリートであり続けたい、というカルマとは無縁だったのかも。そしてそれこそが彼女のピュアさの秘密だったのかもしれません。

才能と上昇志向の業との関係については、どのスポーツでも興味があるところではあります。

何か大事なモノをバレーの神様に捧げないと、栄光は手に入らないとしたら。
チームメイトでも監督でもない私には、彼女の選んだ道に「幸多かれ」と願うことしかできないですね。

んでは、また。