北極の氷の世界に、北北ちゃん(ほくほくちゃん)という小さな北極熊が住んでいました。
北北ちゃんはふわふわの白い毛皮に包まれ、黒い小さな鼻、かわいい丸い耳、そしてキラキラ輝く目を持っています。
彼は広大な浮氷と氷山でできた氷の世界に住んでいて、毎日家族と一緒に楽しく過ごしていました。
北北ちゃんとその友達は、浮氷の上で飛び跳ねたり、氷山を滑り降りたり、雪の中で追いかけっこをしたりして遊んでいました。北北ちゃんは特に泳ぐことが大好きで、力強い前脚で水中を泳ぐと、美しい水しぶきを上げながらまるで踊っているようでした。毎日が本当に楽しい日々でした。
ある朝、目を覚ました北北ちゃんは、自分の寝ていた氷が小さくなっていることに気づきました。
北北ちゃんは水に映る自分を見て、「わぁ、僕大きくなったんだ!」と喜びました。
北北ちゃんは早く友達にこのことを伝えたくて、周りを見渡しました。
でも、パパもママも友達も、みんな見当たりません。
小さな氷のかけらだけが水面に浮かんでいました。
冷たい風が吹き抜け、北北ちゃんは少し怖くなりました。
大声でパパやママを呼びましたが、どうすればいいかわからず、涙がこぼれました。
:それじゃあ、一緒に北北を助けてあげましょう!私たちができることは、ゴミをきちんと分別して捨てる、お出かけの時には自分の水筒を持っていく、そしてプラスチック製品の使用を減らすことだよ。ポポちゃんもできる?
みんなの努力のおかげで、北北ちゃんはパパやママ、友達たちと再会することができました。
北北ちゃんは、みんなの助けに感謝し、孤独な熊にならずに済んで本当に幸せでした。