はじめに

 投資をする理由は人によってまちまちです。
 しかし、多くの人は「不労所得」や「老後」、「資産」といったワードを用いて投資の理由を語るでしょう。
 筆者が約9か月という短期の間に考えている、所得と資産について考えていこうと思います。
 

資産

広義の資産は、株式や土地等それ自体を指しますが形成するという狭義においては不労所得と対比させて考えることができそうです。
投資を行う多くの人はその日、定期的収入のお金を求めて投資を行うより株式の保有数を年々高めていき、値幅益を狙いいつの日かそれを売るという方法を取るでしょう。投資信託はリスクを非常に少なくした値幅益狙いの投資手法です。積み立てていけばなおリスクは少なくなるでしょう。日本におけるつみたて投資の代表例が、非課税で運用できる「つみたてNISA」です。
 これらは超長期的運用を前提に「資産」を作り上げる制度といえます。老後やもしもの時に備えた運用といえるでしょう。
 

不労所得

 こちらはあくまで所得であり、労働を伴うかどうかが異なります。「不労」がメインではなく「所得」であることに注目しましょう。
 こちらは株式投資以外にも不動産やパーキング、コインランドリー等様々な形態をとることができます。不動産や駐車場の整備や点検等の労力を考えると株式が最も労力を伴わない投資だと思います。
 所得ということは、あくまでも日々の生活に用いられるお金です。20年や30年先のお金というより1年、2年、あるいは今日、明日、そんなお金のために作られる資産といえます。
 

使い分けが重要

 つみたてNISAにおける「資産形成」は老後に重要な資金を提供してくれるでしょう。高配当株投資を代表する「不労所得」は日々の生活を支えてくれるでしょう。
 重要なのはバランスです。現在潤沢な資金があるのであれば老後重視、生活を豊かにしたいのであれば不労所得重視となります。
つみたてNISAを満額つんでおけば20年で老後資金は解決しそうです。しかし、現在ひもじい思いをしてまでそれを行うのは本末転倒。
お金は不幸を回避し生活を支える手段にしかすぎません。その手段にとらわれ、生活の質を低下させることは健康的、富裕的であるとはいえません。
 

ハイブリット投資という考え

 日々の生活を配当、老後資金を投資信託で賄おうとする考えを両立させることをハイブリット投資などといいます。
 どちらを重視するかはライフスタイル次第です。
 一般的にはインデックスを重視して積み立てをしていき、暴落が来たら高配当株を多く購入するという方法があります。
 筆者はつみたてNISAでインデックスファンドを購入しており月1万円ほどを積み立てています。
 メインは高配当株やREIT、インフラファンドで、配当を重視した投資をしています。
 筆者の考えでは、配当をメインに積み立てていくことで、生活に潤いを与え、不労所得で資産形成ができることを目標にしてます。
 
安定的な企業の株から出される配当一つで、生活と老後がまかなえるのは理想といえます。
また、REITを購入することで、配当額が増え、利回りも上昇し、株式依存のPFも分散効果が高まるでしょう。
 
それでは次回のブログでお会いしましょう。明日も記事を掲載する予定です。