■タンパク質の満腹感はカロリー不足を呼ぶかも



糖質制限食において

糖質を制限しタンパク質中心にしてみたら痩せたけれど元気がなくなった。



そうしたことが起きるのは摂取カロリーの不足かもしれない。



糖質と違ってタンパク質は満腹感がある。
長年糖質を食べてきた人にとっては気持ち悪くなるくらいにお腹がふくれる。
しかし、お腹が膨れて満腹感を得ても、摂取カロリーが足りていないということがおきる。


糖質に比べてタンパク質を食べると食べる量は少なくなる。
そしてタンパク質は意外とカロリーが低い。


このあたりが糖質制限で元気が無くなっちゃう落とし穴なのかもしれない。





もちろん、長年の解糖系ですぐにエネルギーを得ていたからだがケトン回路に適応していないということも大きなファクターだけど。






タンパク質脂質を正しく食べている時、カロリーは不足のベクトルを懸念するべきだ。



糖質炭水化物をメインにしている限り、カロリーが過剰になることに気をつけなければいけなかった。
だから消費カロリーを気にして、食べたら動かないと太ると言われてきた。



糖質制限食では消費カロリーは全く変わらないのにがんがん痩せる人が多数いるだろう。



穀物を主体的に食べていたほんの50年前は農耕を行い世の中も便利じゃなかった。
みんながすごく身体を動かし筋肉もいまより発達していた。
だから穀物による摂取カロリーを燃焼していたし余分な糖も燃焼できていた。

便利になったいま、余剰カロリーと糖は燃焼出来ずインスリンに頼る始末。
その結果、肥満に糖尿病。






野菜豆腐で行う糖質制限は栄養失調型糖質制限と呼ばれるらしい。


この場合、カロリーだけでなく栄養素も当然不足するから、栄養失調型糖質制限を続けていれば糖質を制限したことによる効果が切れる頃には体調不良が再び訪れるであろう。