ブレインパットと言うベンチャーが来月IPOする。
サイバードの技術開発子会社だった(はず)KLabも公開する。
どちらも所謂期越え上場(決算期末終了後、3ヶ月以内の株主総会前の上場)で、直前期は税前利益(経常利益)で言えば1億円そこそこまたは以下と小ぶりだ。
先月IPOして、百億そこそこのバリューをつけているモルフォの直前期利益は2億円そこそこだった。
いわゆる”将来性”が評価された企業の公開が再び出てきて、少なくともモルフォについては市場(投資家)も高い評価をしている。
ベンチャーの不正に対する社会の厳しい目線は当然だ。
ベンチャーに限らず、市場で株を売り出すからには、投資家に対する適切な開示や経営に対する自信と覚悟がないといけない。ちょっと不況になったら開示していた計画が吹っ飛んで大赤字になったり、経営者が我先に逃げ出すのはもっての外だ。
その一方で、社会も羹に懲りて膾を吹くことが無いよう、これからの日本に必要な将来伸びる可能性のある”ちゃんとした”企業は、キチンと評価していくことが必要だと思う。
ようやくその兆しが出てきたように思う。”夢”を日本の経済界になくしてはいけない。