シリコンバレーで活躍しているVCの日本人パートナーのお話を聞いた。
-米国ではEXITとしてIPOよりもM&Aが主流
-NASDAQ上場はここのところ非常に少ない。日本よりはるかにクローズしている。
-日本の銀行系VCのようなプレIPO案件よりも、ハンズオンが主流
などなど、大凡思っていたとおりで、目新しいものは無かった。むしろ、
-日本のVCは少額の分散投資をしてリードを取りたがらない。
-日本のVCは追加投資をしたがらない。
などなど、人づての話を鵜呑みにしているようなところもあり。最近のVCの投資スタンスは違う。
ただ、一つ感銘を受けたのが、ホームラン案件について、
-立派なVCリストは、ホームラン案件をなぜだかいくつも拵える。
-ホームランは10倍に留まらず、ビックリするような倍率になる。
ということ。ファンドパフォーマンスは、宝くじの当りを如何にポートフォリオの中にコンスタントに入れるかであって、ヒットの本数や、三振の数は問題でないこと。
なるほど。
そうなるとVCリストは、祈祷師か?
確かに、DeNA、Mixiがポートフォリオの中にあれば、そのファンドのパフォーマンスは良くなる。
それをコンスタントにできればそれに超したことはない。
ただ、まさに「運」だのみ。
何しろDeNAはオークションサイト運営だったし、MixiはFindJobで転職支援だったわけで、どちらもたまたま軽~く追加で始めた新事業が当った!もので、計画的でないし、決してVCがそれを意図して投資したわけでないし。
そうすると、強運の持ち主である起業家を見極める強運を持った人がVCリストということか?
僕も現在、「運」を貯めているはずなんだが。。。 そろそろ。