証券会社主催の地球環境に関するセミナーを聴講した。
北極の夏の氷が無くなるのは、ひょっとすると今年かも知れない。北京オリンピックどころでないかも。
グリーンランドが氷の大地でなく、凍土が溶け出すのも、10年以内かも知れない。
地球温暖化はまさに今、そこにある危機、迫りくる危機だ。
講師の先生が言っていたが、日本人は氷河を見たことも、砂漠を見たこともない。ゴアさんの映画にしろ、ザ・アースにしろ、冷房の効いた部屋で液晶テレビをつけて見ているから他人事なんだと。
昔、前職の三菱総研ではいち早く地球温暖化や環境保護の問題に取り組むべく、「地球環境研究センター」と言うのを設けていた。ただ、当時の方針からこれは地球を守る先進的な取り組みでなく、あくまでビジネスチャンスに対応した、営利事業として捕らえた活動だった。
しかし、営利と社会貢献の循環こそが一番あるべき姿とすれば、ある意味、崇高な取り組みだったとも言えよう。中にいたから、売り上げ、利益の叱咤の中で見失い勝ちというか見えてなかったが。
IT企業である当社では、直接的にはなかなか難しいが、何ができるかはみんなで考えたい。
それこそ冷房温度を1℃あげるだけでも、ゴミの分別を徹底するでも、何かしなければ。
また、CELLは単体では消費電力が多いが、性能比では小さい。そういったこともアピールできる資料も作ろう。
ホッキョクグマのためにも。
兼務で身を置く投資会社の方がむしろ難しい。今も一件、非常に密接な案件を抱えるが、現在運用中のファンドはそういった投資を前提にしたものでないから、あくまで投資利回りで判断しなければならない。間接的な効果を評価して投資すると失敗するというのは定石ながら、一地球市民としてはどうかとも思う。
まあ、そういう投資は他人の金(=ファンド資金)でなく、個人マネーでしなさい!と言うことなんでしょうが。
エンジェル税制も改正になるし、微々たる金額だけど、エコ・ベンチャーに投資しようかな?地球市民として。
ツバルの島々のためにも。