創薬ベンチャーへの新規投資を検討して、パートナー会議へ上程、議論したが、NGになった。
ウチのハンズオンVCとしてのメインターゲットではないが、ポートフォリオに加えるべ卓越さ、可能性があると思ったが、いかんせん、昨今の市況を基にせざるを得ない中でのIPOバリューの計算では、いかにリアルオプションでいくらだと言ってもそれもまたリスクの域を出ない。ウチで期待する利回りが計算できない。
しかも市場の審査も厳しさを年々増す傾向にあるようだ。
ほとんどP-Ⅱaまで自前で終えないとIPOできないくらいの勢いだし、そうなるとざっと30億円くらいの資金が必要だ。それをVCから調達するとVC比率が高すぎる、流動性が高いと、それもまたIPOの障害になるし。。。
昨年夏に公開したジーエヌアイの時価総額は50億円もないのでは?その前のメディシノバもそんなものでは?
エフェクター細胞が創薬かどうかは?ながら、10億円も切っているのでは?
なかなか先行きが暗い。。。
勿論、アンジェスやオンコは良い株価をつけているから、一概には言えないが。。。
市場も「入り口審査を過剰にするのでなく、出口を卒業と退学と明確にすべし」と言うのが、僕の持論。
入学試験は、減点主義ばかりでなく、加点主義でも見てほしい。
あとやはり退場もさせるべきだ。IPO時のビジネスモデルが無くなって、違うことをするような場合は、やはり一旦退場して、新しいビジネスで再審査すべきだろう。またホリエモンの100分割のように、おかしいことを、おかしいと言わなければならないと思う。