エンジェル投資に関する小論を昨日書いた。
税制も改正されるから、エンジェル投資も活性化すれば良いなあ~~と思うことしきり。。。
ただ、「ベンチャーキャピタルのハードルが高いから、エンジェル」と言う発想は間違いだと思う。
政策当局は呼び水効果もあり、是非やるべきだと思うが、それにアントレプレナーが甘えたら、これも大失敗になろう。アントレプレナーの方は甘えず、厳たる姿勢でエンジェルにも対応しないといけない。それを間違えて、甘い姿勢で双方臨むと、せっかくのエンジェル制度もほどなく悪評に曝されてクローズか。
そこでも書いたが、外部資本を入れる『責任』は同じ。
むしろ、エンジェル投資の方が、人間臭い投資であるがゆえに、キチンとした対応をしないと、プロ投資(=ベンチャーキャピタル、事業会社etc)と違って割り切りがないから、長~いトラブルになることもある。
今の日本でベンチャーやるなら、ベンチャーキャピタルと銀行を上手く活用させてもらうのが"得策"だと思う。
銀行も昔と違って、担保は煩くないし、話も聞いてくれる。
ウチも、つい4年前には、5百万円の追加融資を申し込んで、国民生活金融公庫に断られたが。これは結構、恨みに思っているので、愚痴ぐち言うが、ローンを完済したマンションを持っている自分が保証人でも、5百万円の融資を断られたのはショックだった。個人で1千万弱融資してクリアしたから問題は無かったが。
今は会社も成長しているが、銀行の側でもスタンスが大分と変わってきているようで、融資をお願いしても対応していただける。最近、返済するばかりでなかなか借入できないが。
話を愚痴話から戻すと・・・。
事業を始めるなら、銀行やベンチャーキャピタルが好意を持ってくれるようなプランを立てないと駄目だ。
さらにそれまでの資金くらい、まず自分で用意しないと駄目。
無一文で「ベンチャーだ」「起業だ」と言っても土台成功しない。
シダックスの志太さんだったかな?「3年間自分に給料を払えるくらいでないと駄目だ」と言っているが、まさにその通り。
その上で、自己資金を使い切る前に、銀行やベンチャーキャピタルが資金提供してくれるようにならないと駄目で、逆にそうならないならキッパリと止めるのが"得策"。
エンジェル投資は、銀行やベンチャーキャピタルが好意を持ってくれるようなプランを見せて、かつ人間力をアピールして・・・かな。キッパリと止めることにも同意を得ておかないと。人によっては、「成功のカギは成功するまで諦めないこと」と言う人もいるから、その辺の主義は合わせておかないといけない。
エンジェル制度には大いに期待。
自分も小さなエンジェルでしかないが、エンジェルをやってみたい。
・・・今はエンジェルとしてすべきモアザンマネーをする時間的余裕は乏しいが。