元旦の日経新聞のトップ記事は、ロシアの日本料理屋で、日本人客が多いと、ロシア人店員がため息をつくと言うものだった。最初、意味がわからなかったが、要はロシア人の方が大食いでかつ気前が良くて、それに対して日本人ビジネスマンはケチだと言うもの。
そして今日の日経一面には「元経済圏の足音」として、東京で6百万円の腕時計をカードで買う中国人がいると言う記事。1$90円を切るころに在米したころ、大学の寮の空き地を中国人留学生とその家族が耕して「中国農園」と言われてた時代とは一変した。
年末には一人当たり国民所得で日本が先進国最低になったと言うショッキングな記事もあったが、まさに日本の地盤沈下が甚だしく、嘆かわしい。将来に希望でなく、不安を抱くのも当然である。
こんな日本に誰がした!
勿論、今を生きる僕をはじめとする日本人みんながそうした!
嘆いていても仕方ない。
できることから少しずつでもするしかない。
自分が置かれているところから、自分が得意なことから。
・・・という訳で(かなり飛躍があるが)、自分の今年のキーワードは、
「 夢 」
とした。
夢に向かって、一歩一歩の歩みを日々怠らずしようとの思いから。
ところで、社員受けしそうな話。
今年の初夢!(元旦の夜は見なかったので、昨晩のもの)
なんと、契約書に捺印をするシーン。
大勢連名の契約書で、自分には中間くらいで回ってきたんだけど、
めくら印を押そうとしたら、誤字に気づいて、「まあ、意味は通るし、もう何人も捺印済みだし、まあいいか・・・」と思いつつも、「誤字もあるし、念のため・・・」と読み返すと、意味がわからない条文がある。
「これもまあ、解釈できなくもないから・・・」と読み進むと、今度は一見、当社に不利な条項がある。
「これは拙いが、立場もあるかどうするか・・・」とかなり本気で対応を悩みつつ、さらに読み進むと、決定的にあるべき条項が欠如していて、差し戻しを指示するところまで。
実際に「ある」話で、相手が大企業でその法務チェックを済ませたモノでも結構ある。
こう言う場合、差し戻しをすると相手も再度法務チェックをするから、下手をすると数ヶ月かかって、その間、業務がストップしかねない。「契約は後回しで、進めましょう!」とはならない/できないところもあって、ベンチャーには死活問題だ。
昔は「経営者」と言うと、技術畑か、経済畑または「経理畑」と言うイメージがあったけど、「法務に強い経営者」と言うのも、昨今ではポイント高いかも。
しかし、スケールの小さい初「夢」だった。。。