続けて書くのは初めて?


X'masの特集TVとかで、桑田さんのライブに続いて、TMネットワークの復活ライブを観た。

小室さんが歌詞を見ながら楽曲にしていく様は、なんだか錬金術を見るようですごかった。

勿論、すべて契約で決まっている範疇だろうが、もし、これを取りに行くプロデューサだったら

いくらでオファーするか・・・?

芸術の価値、それも最初の価格はエンジェルプライスでしかないんだろう。


経営の世界でも「ブルーオーシャン戦略」が唱えられる。

大企業ではブルーオーシャンも良いが、ベンチャーでは難題だ、と言うのが僕の最近の論。

同戦略の作者も別にベンチャーを意図して書いている訳でないので、むしろその解説本等がそれを読者数の多い中小・ベンチャー企業向けに書いている/講演ネタにしているのが問題だろうか。


ベンチャーが自分でブルーオーシャン作って頑張っても、その価値を認めてくれる人が居なければ成立しない。

シルクドソレイユ(ブルーオーシャン戦略の中で成功例として必ず登場するサーカス団)も、サーカスプライスが世間に認知されてなければ、値段もつかない、ひょっとすると無料サービス券を配りまくらないと観客が集まらなくて、悪循環。。。ということも十分あり得ただろう。

要はブルーオーシャンと言いつつ、あくまで既存の競争・市場の中での話だ。

ベンチャーが新たなオーシャンを築くには、その名称程度は使えても、本当にブルーオーシャンを作って勝負しようと言うのは、ドンキホーテでしかないと思う。

ビジネスでは、オンリーワンの価格は難しく、その適正価格を図りかねているうちに商機を逸しかねない。

ブルーオーシャンでなければ、価格は自ずと自他共に定まるのだが。


ブルーオーシャン論forベンチャーへのちょっとした批判と、

プライシングの難しさでした。

ベンチャーにとって、根付けは社長がする最大のことだと何かの本に書いてあった。

マケでは4Pの一つに過ぎないが、一番重要なことだと思うし、セオリーでは決められない。そもそも顧客バリューがわかれば、皆やっている=レッドオーシャン。


来年、「プライシングは簡単!」と書いていたら、『勝ち組』!