亀田興毅の謝罪会見

赤福、比内鶏の偽造問題

久間元防衛大臣の接待問題

偽造、謝罪、不正の連鎖は止まらない。


その中では赤福が出身地(付近)で子供時代から馴染みのお菓子だったこともあり、インパクトは大きい。

中学の水練会で伊勢の海でふんどし姿(=中学の名物行事)で泳いで、浜に上がったところでいただく赤福のおしるこの甘い味あ忘れられない。是非、苦難を乗り越えて再起して欲しいものだ。


許せないのは防衛大臣の接待問題。新設企業だから、要は防衛省と取引がまだないから、一食3万円のすっぽん接待も問題ない!とはその釈明が聞いて呆れる。一食300円の隊飯で暑い日も寒い日も厳しい隊務に励んでいる一般隊員の苦労を思い知るべきだ。

すべては他山の石とすべき。

我等経営者も、接待と称して美味しい食事をしてワインを頂く。まさに社員の血の一滴でもある訳で十二分にそれを踏まえて日々精進しなければいけない。そうした思いでいると、とても「プラチナ通りでバカ騒ぎ」したり、「こんなもの食べましたブログ」書いたりはできない。念のためどちらも当社関係者のことではなく、一般論。


昨日、社員向け講習会でしゃべったから、事前にブログに書いて、修正してブラッシュアップ計画は早くも失敗したが、キャッチアップの意味でもタイトルテーマの最後の「その3」を。


----

株式公開の意義(その3)


営業的に意味があるのは「その1」の信頼で、経営体力という点では、特に人員採用で「その2」の経営力の向上があるが、結構、切実なのは「その3」の『約束』だ。


約束。


社員との約束。

ベンチャーキャピタルとの約束。

IPO関連で支援してもらっている方々との約束。


皆さんと「株式公開する」「エクセレント・カンパニーを作る」と約束をして、社員には入社してもらい、また本来得るべき報酬の一部をストックオプションで支給し、また会社創造発展の夢を共有してもらっている。7月からは従業員持ち株会もスタートしたから、実際に資金を出して現株も持ってもらっている。持ち株会スタートに当り、拠出金を募集したところ、即日満額回答を返して来た社員も複数居た。それだけ会社を信じてもらっている、ありがたいことだ。

ベンチャーキャピタルには、昨年第三者割当増資を引き受けていただいたが、当然のことながら株式公開を目指すことを約束して投資してもらっている。

さらに証券会社、監査法人、証券代行、印刷会社、・・・さまざまな方々が当社の株式公開を当てにして協力してくださっている。


そして、家族との約束。

「IPOするまで・・・」「IPOしたら・・・」と言って、家族には無理を言っていることが少なくない。

ただ、この点は裏切るかもなあ。IPOしたら暇になる、楽になるとは到底思いがたい。昨今、IPO長者にもなれないだろうし。でも、「IPOする」と言う点だけは約束を果たしたいものだ。



こうした皆さんとの約束を果たすために、是が非でも株式公開に漕ぎ着けたい。

その1:信用とその2:体力の点ではまさにIPOはスタート地点に立ったに過ぎないが、この点:約束ではIPOはゴールだ!と思っている。