当社では最近海外のベンチャーからの投資依頼が多くある。

今朝もシリコンバレーのベンチャーCEOのプレゼンを聞いた。

会社を作ったが当初思った方向に行かず、役員の首を据え変えて、出資者(VC)も変えて、再出発してここまで来たと、まるで日本の会社のような浪花節(の反面、ドラスティックなところでもあるが)で、古今東西、ベンチャー経営者は苦労するんだなあ・・・と改めて思った。

途中、「I'm FOUNDER.」と言った時の彼の力強さが印象深い。


日本で「FOUNDER」を名乗っているのは、デジタルガレージ創業者の伊藤譲一さんくらいでは?

シリコンバレーのベンチャーは、CEOよりも、ファウンダーにプライドを持っているように思える。

実際、昔の調査だが、「隣の社長を尊敬するか?」という調査に、米国は7割以上の人が尊敬すると言い、方や日本は8%にも満たなかった。「社長」という言葉の響きの中には、特に中小企業の「社長」には、尊敬・崇拝もあろうが、(バカ)「シャチョー」/(ヨッツ!)「シャチョー」もあり、いつ潰れて夜逃げするかも知れない危うさもありで、少なくとも中小企業の社長よりも、大企業の課長の方が信頼される世情であろう。

もう少しベンチャーが尊敬される社会になるよう、先駆者的な位置にいるベンチャーの経営者も、そしてベンチャーを取り巻くメンターも、志高く、潔い生き方を示して、世の中を変えていきましょう。でないと日本ではベンチャーは育たなくなって、引いては知的産業の時代に取り残されることになる。


No more HORIEMON! No more MURAKAMI Fund!!



グッド!