今日から新しい年度がスタート。
・・・といっても僕および周辺では画期的なものはないが。
六本木ミッドタウンへ行ってきた。
ここは前の会社というか社会人スタートのときのお客様=自衛隊があったところ。訳もわからずがむしゃらに仕事をしていた時期でもあった。今の市谷の自衛隊はなんだか敷居が高くて入りづらいけど、昔の六本木の頃の自衛隊は、ある意味アナログで、中も庁舎も低層で、隊員さんは自転車で行きかっていてとてものんびりしていた。今の市谷がどうだかはわからないけど、六本木の旧自衛隊は、「生協に鮭買いに行きます!」でも実は入館証がもらえて、鮭を買ったレジで領収書とともに入館証に捺印貰えばそれで良かった。・・・厳密には試してはいないが。
ミッドタウンになって、自衛隊時代の桜はそのまま移設したということで、古木がたくさん満開の花を咲かせていたけど、全く当時の面影はなくなっていた。昔からの悲喜こもごもも、すべて今や明るい栄華を極めたようなミッドタウンに変わっている様は感慨深い人も多かろう。自衛隊と言うと今朝もサンデーモーニングで誰だかは「災害派遣のときは自衛隊のありがたさを痛感する」ようなことを言っていたが、先日も奄美で陸自のヘリが墜落して4名の隊員が亡くなったが、そんなに甘くない仕事で、かつ昨今は政治に左右されて理不尽な任務も遂行せざるを得ないでいる。海外派遣だって、ゲリラに襲われたら相手が襲っているのか、言葉もわからないところで確認しないと発砲もできない、そんな状況で部下に警備に当たらせる幹部たるや尋常の精神ではいられるものでないだろう。・・・などなどと思っていたのは、ミッドタウンにいたウン万人の中で何人だろう。
時代は変わる。流行も、社会も、価値観も変わる。
その中で新しい価値を追い求めるが良いか、かたくなに古き良きものを守るが良いか、散り始めた桜花のもとで、ふとそんなことに思いを巡らせた。
結論はすべて『バランス』なんだろうが、最悪は、どっちつかずでその罠にははまりたくない、嵌りかけたのであればとっとと逃げたい。自衛隊の海外派遣がそうかは別としても。古き慣習に因循して倒産の危機を迎える会社なんていうのはまさにその典型でもある。
そう、古き良きことは独り心の根に暖めるもので、決して重荷にしてはいけない。
前に進み続けること、進むこと環境にしておくことが大切だ。
・・・と少し新年度の初めらしいまとめになったかな?