昨日は3通の契約書を作ったりチェックしたりした。

ベンチャーをやってこれも意外だったのは、契約書がたくさんあること。

正確に言うと、僕のバックグラウンドは法学系でないから、契約書は素人で、見よう見真似でやっているにすぎない。

税金のことでも書いたが、契約のことも学生のときに必須教科として教えるべきだ!パンチ!


ベンチャーの中には契約書を一応の挨拶程度に考えていて、内容をほとんど求めない会社もある。

ただ、契約書は何のためにあるかと言うと、互いに上手くいっている時には問題にならなくて、関係が悪化した場合に問題になるのである。だからあまりに杜撰な契約は致命傷になりかねないと思う。

逆に、将来の可能性をすべて予見して契約書にしているといつまでたっても合意形成ができず、大企業病になってしまう。

むしろ見切り発車してスピード解決をして、その代わり頻繁に契約更新の手間を惜しまない覚悟が必要だと思う。・・・と昨日、OKした契約の一つについても、自分に言い聞かせる。


ベンチャーの重要な契約書の一つにVCとの投資契約書がある。

これもVCによっていろいろなフォーマットがあって面倒だ。実際、買取を巡って、訴訟も少なくないと聞く。

VCによっては、取締役会の決議事項の事前承認を要求したり、ファンドの満期になると取得価格+αで買い取りを求めるところもあるやに聞く。加えて、ベンチャーにとって資金が必要なタイミングが決まっていて、それまでにVCからの投資を受け入れなければならない場合など、最終段階で投資契約が纏まらなければ事業がスタートできないとなれば、無理な条件も受けざるを得ない。

そういう非条理が一般化しないよう、VC業界として標準契約書を作るべきではないか?業界団体が無いから、そもそもいけないかも知れないが。。。

それと創業塾などでもっと具体的にVCとの交渉術や増資の進め方などを情報提供すべきでないか?教えるだけの経験のある人が不在かも知れないが。。。




メモ