ベンチャーの領域として見逃せないのが、バイオベンチャーだ。
02年のアンジェスMGに始まり、03年のオンコセラピーサイエンス、04年のそーせいとバイオベンチャーのIPOが相次ぎ、しかも良い株価をつけたから、嫌がおうにも注目された。しかし注目した後に、がっかりして冬の時代に突入する、市場評価のアップ・ダウンが激しいのが日本の新興株式市場の特徴で、バイオも最近は惨憺たるものだ。
マザーズでは03年には5社、04年には6社のバイオベンチャーが公開したが、05年・06年はそれぞれ1社づつで、特に創薬ベンチャーは1社もない。東証から「バイオビジネスを育成する姿勢は不変」とアナウンスされても、あらゆる可能性に対応できる完璧なマネージメントを実現できるベンチャーはないから、重要性の原則で総合的に判断して貰う外なく、あまりにコンサーバティブに振れすぎると、健全な新産業育成の阻害因子になろう。
それはさておき・・・。
バイオベンチャーは本当にベンチャーの領域か?