中嶋常幸選手が、三井住友VISAマスターズを、大接戦の末に勝利した。
52歳である。今年はシニアも勝っているから、シニアとレギュラーを同じ年に勝利したことになる。
それと追い上げた谷口徹の頑張りにも大拍手。最終ホール(パー5)で2位確保でなく、果敢に2オンを不利なラフから狙い(結果は池ポチャ)、さらに諦めずに池から水切りショットであわやというところまで追い上げた。最終ホールで執念と集中のバーディを奪って首位を決定的にさせた中嶋もすごいが、最後まで諦めずにチャレンジして盛り上げた谷口にも大拍手。
アーチェリーの山本博さんのアテネ金メダルの時もそうだが、オジサンの頑張りにはついつい拍手したくなる。
拍手したくなる自分に、自分もオジサンなんだなあとつくづくそう思う。
オジサンになると体力の衰えから、引退して解説者とか指導者になるのが普通だろうが、それを止めずに頑張り続けて一花咲かす人もいる。新庄のようにカッコ良く引退する人もいれば、桑田のようにどうしても自分で納得できずにもがき苦しむ人もいる。思い起こせば、江川なんかはあっさり止めたし、逆に江夏はいくつも日本球団渡り歩いた挙句に大リーグまで言って引退した。結果は江川はその後は解説や司会者として成功したし、江夏は逮捕されたりで、明暗を分けた。限界を知るのは難しい。。。
いづれにせよ、今週末読んだ本から思ったこと。
チャレンジできること自体が幸せで、チャレンジできる幸運に感謝すること。
チャレンジしていると、不安や弱気にもなることがあるが、確かにチャレンジできるためにはいくつもの条件が重ならないとスタートラインにすら立てない訳で、そのこと自体に感謝できれば頑張れる。
自分もCELLのビジネスにチャレンジできているのは、たまたまCELLに接したことや、グリッドや並列を専門とする優秀な研究者に出会えたこと、PS3発売の絶好なタイミングにあることなどなどの幸運があってこそで、恵まれたチャンスだと思えば、幸運に感謝し、チャレンジへの勇気と情熱も沸いてきて積極的になれる。
中嶋が、感謝して最終ホール積極的に攻めていったかはわからないが、そうでなければ弱気に守ってパーセーブに逃げたくなったのではと思う。
チャレンジできる、そのことに感謝