倉庫でイベントを主催するとても長い夢
巨大な倉庫で演劇や映画に用いた大量の実用的な衣装を譲る2日間イベントの主催責任者になっている。事前申込制で受付を済ませた人から自分のサイズや好みに合った衣装を選べる仕組みの予定だったが、衣服が整理されておらずこのままでは混乱してしまう事が直前になって判る。初日の開始時刻は正午で、職場や学校が昼休み中の若者が次々訪れるが、事情を説明して今日は会場を見て回るだけで譲渡は翌日にしてほしい旨話すと特にトラブルは起こらず皆了解してくれる。近くの工場や大学から来た男の子達はハンガーラックの間をざっと歩いてすぐに引き上げていき、女の子達は同時開催の展示ブースやカフェを見たり作業中のスタッフと会話したりしている。
イベント会場の倉庫はこの日の夜から翌日にかけて演劇の稽古場として貸す事にもなっていて、夜間からは劇団員も入って来る。
二日目の会場は、たくさんの衣装が暗い空間にライトアップされて並べられアウトレットモールのような雰囲気で、若い参加者達が好きな服を探しながら元々倉庫にあるベニヤ板や木材に座ってコーヒーをのんだりする良い空間になっている。時々劇団の主宰の姿が見えて稽古に支障が出ないか気になるが、稽古中の劇団員とイベントスタッフと参加者は誰がそうなのか見分けられない位円滑に動いていて主宰もこちらを見もせず演出をつけている。
イベントが回り始めるともう自分の仕事は無いので会場内を自由に動き回る。時間が経つにつれて参加者には高齢者や子供も混ざって来る。
倉庫の内壁に沿った幅70センチ程度の細い通路を使って、木材の間に配置された沢山の衣装のハンガーラック、場内のカフェ、展示ブース、託児所と救護室、小部屋にある休憩室兼自習室など各所に行って実際に入ってみる。展示ブースは保健所の啓発活動と女子大法学部研究室の発表と大学アーチェリー部男子学生による体験射撃の3つで、小学生位の子供に付き添って研究室の発表を見にに行くと女子学生が丁寧に説明してくれる。
午後3時を過ぎると女子大の展示が片付けを始め、撤収開始時刻を記録しておこうと思い自分の左腕にボールペンで今の時刻を書きとめる。するとアーチェリー部も保健所も次々に片付けだして、会場全体が撤収状態になる。撤収の最後は劇団員が担当する事になっていて、自分もその作業に加わる。