私が介護で一番大変だったのは2015後半~2016前半で、父の幻視や妄想と対峙している時だった。

妄想は暴力や暴言の原動力となり、素人なりに呼称を付けるとすれば脳疾患か精神疾患としか思えず、それに認知症まで付いているのだから家庭での介護は限界がある。

母の介護もそれなりに大変ではあったが、攻撃性のないひたすら忘れるだけの認知症だったので、父に比べればこちらの疲弊度は雲泥の差がある。

 

過去のブログの投稿し直しでも2015年に入った辺りから再び気が滅入ってしまい、ただの再投稿なのになかなか進まない。

誤字脱字もあるので一通り見直すのだが、読んでいるうちにどうしても当時の焦燥感や絶望感を思い出してしまい、当時書けなかった事もワラワラと脳裏に湧いてきて息苦しくなる。

あまり心に優しくない作業だと悟り半年分をすっ飛ばし、心が軽くなった境界の入院日まで投稿し終わったら、当時と同じくホッとした。

 

その入院について、失敗したと悔やんだ事がある。

父が包丁を持ち出したりする事は既に病院に伝えてあったので、入院すべきかどうかのタイミングは担当医が決めると勝手に思い込んでいた。最終的には、こちらから「入院させて下さい」と言ってOKになった訳だけど、それなら母の認知症が急激に進む(ストレスが早めたと思っている)前に父の入院が可能か聞いてみれば良かった。

あまりに軽い病状ではOKが出ないかも知れないが、少なくとも最後の2ヶ月の日々は老齢の母の精神状態を著しく悪くしたに違いない。

 

私のように、入院の「必要・不必要」は病院側が決めるものという固定観念をお持ちの方。扱いの難しい介護でお困りでしたら、一度ご自分から医師に確認してみるのも良いかも知れません。