認知症患者の 別の病気治療の困難-その1 ...の続き

 

家に帰って調べると母のような筋層まで届いていない膀胱癌の手術のあとによく行われる療法だそうで、確かに自分の調査不足ではあったが前もって知っていても手術はしたろうし現在の状況は変わらない。

その後も、他県も含めて他の病院での治療法を検索するが、母の行ったS病院とちょっと違うぞ。

BCG生菌の希釈液(100ccほど)を膀胱に注入し約2時間排尿を我慢するのだが、他の病院は皆2時間以上横になって病院に留まるまたは入院して副反応の観察、排尿の後は病院側がトイレを次亜塩素酸ナトリウムで消毒をするとなっているが、私が渡された紙には外来で注入しそのままお帰り下さい、とある。。。雑すぎる。

 

念のためS病院に電話して確認したが、やはり渡された紙の通りとの事。

言われたことを10秒くらいしか覚えていないのに、それを週イチで8回もやるの?

「飲食はダメ」なら見張っているだけで良いが「膀胱はパンパンだけど排尿はダメ」は、横に付いていておしっこしちゃダメと2時間言い続けても栓でもしない限り間違いなく出しちゃう。

会計待ちの病院の受付ホールや40分近くかかる帰りの車の中でパンツにそのまましちゃう可能性まである。

ただのおしっこなら良いが、希釈してるとは言え相手は結核の生菌である。

パンツが濡れているかどうかを時々手で確かめるような母が、その手で目でもこすったらどうなの...。

副反応もキツイらしいし、副反応発現率100%と書いてある。老人の場合は状況によっては膀胱結核になる可能性もあるらしい。全身症状となればそれこそ検査だらけになるので母には益々つらく無理なことだらけになる。

癌治療の相談センターや癌センターがあるような大きな病院のカウンセリングなどにも電話して相談してみたが、結局母には難しいと判断した。

 

あちこち電話したときに、注意事項が分からなくなった認知症の人で別の病気の治療をしなければならない時、皆さんどうしてるんでしょうか、と聞いてみたが「どうされてるんでしょうねぇ」と。

うちでお世話になっていたケアマネのようなスカスカな答えが返ってきた。

 

治療をしない選択をしてるんだろうなぁ...と想像している。