昨日は母の命日だったが、母の誕生日でもあった。

昭和と令和の元号は違えど年まで同じで、すごい偶然と言うか

「ばあちゃんなら、狙ったのかも」というのが子と孫の意見。

 

母は、冬に家の暖房を消してしまうので、寒い時期だけのつもりで1月に入所。

入所日の2日前に股関節が痛いというので整形を受診したら、レントゲンで股関節の骨に損傷が見られた。2日後、入所はしたが、その後も痛みを訴えたため併設の病院でCTを撮ると、やはり股関節の骨に崩れたような損傷が見えた。

私は、年齢のこともあるので「骨粗鬆症の薬も飲んでるのに股関節の手術ってできるのかなぁ、認知症だけど手術大丈夫かなぁ」などと思っていたが、

先生は「(膀胱)癌の転移ですね」と。

 

え?

 

癌は転移する....

言葉の意味は知っているので、その時は単純に「あぁ...そうなんだ」と思った。

膀胱癌の手術後、何年か治まっていた血尿も最近また見られたし、膀胱癌が再発しているかも、という思いもあった。

 

家に帰ってセカンドオピニオンや骨シンチを考える。

認知症が結構進んでいる上に股関節が痛くて歩けない&座位が難しい母を、リクライニング式の車椅子に乗せ、大きな病院を一人で回るのは結構難しいと思われる。

膀胱癌が再発しているのならそちらも診て貰わなければならない。

癌の手術と言われたら、歩けない事を忘れてしまうような状態なのにできるのか。

病院で車を玄関前に持ってくる間、母を一人にしなければならないし、認知症と言えど母は周囲に気を使うので、出入り口にいる自分が他人の邪魔になるなどと思ったらリクライニング車椅子から一人で降りてしまうかも知れない。

その場面場面を想像すると、私ができる事も母ができる事も越えている気がする。

 

母には長生きして欲しかったが、父のときと同じように親の寿命を子どもが決める時が来たということだ。

 

股関節CTを撮っただけで癌の検査もしていないのに出た診断の「癌の骨転移」は、そのあと入所施設内の書類の「既往症」の欄にも書かれ、母は癌が転移した患者として扱われることになった。


長くなるので続きます。