インターホンで父に呼ばれる。
「郵便屋が長靴のまま入ってきた」
--ちょっと何言ってるか分からない。
最近はもう父の言っていることはさっぱり分からないので、適当な受け答えをすれば良いのだろうが、やってみると分かるけど、頭が正常な状態で「意図的に支離滅裂でトンチンカンな話しをする」というのは意外と難しい。
とりあえず「今日は日曜だから郵便は来ないよ」と言ってみたが「長靴のまま家に入ってきて畳の上を歩いた」とか「家に入ってきてオレの部屋に郵便を置いた」を繰り返す。
繰り返すだけなら、あーはいはい なのだが、本局に電話しろと。
私が電話をしなくても自分でかける可能性があるので放っておくわけにもいかない。
郵便屋さんが持ってきた郵便はどれ?と聞いたが、持って帰ったと。
「せっかく配達に来たのに、持って帰っちゃったの?」と言って、小芝居に使えそうな郵便物を探すがそんな時に限ってその辺に1個も置いてない。
「あぁ!さっきウチに置いていったのがそうかな?」などと大ボラを吹いてみたが、そっち(私の家)には行かなかったと。
噛み合わなくていい時に、話が噛み合う妙😓
要は幻視なのだが、本人には本当に見えているらしいので、いないと諭すのは解決にならないし、興奮して違うものが見えても困る。
これはどんな風に話を持っていこうか...ダメだ、思いつかない。
とにかく郵便から切り離そう。
「そう言えば今日は金魚に餌やった?」
--父は餌をやった事を忘れて何度でもやる
「金魚?金魚より (郵便局の)本局に電話しろ」
--ダメか
私「そう言えば、◯亭のうなぎ暫く食べてないよね、今日はうなぎ食べに行こうか」
父「うなぎか、久しぶりに食べるか」
私「じゃ、予約の電話しとくね」
--幸いノッてきたが、父と夫の分で9,000円
--うなぎを食べない母と私の別料理で4,000円
幻視解除代 \13,000
とほほ....