1年ほど前から 父の頭には湿疹ができていた。
最初はほんの少し色がついていた程度だったが、
だんだん赤みを増して範囲も広くなっていった。
いつのまにか自分で皮膚科に行ったらしく、
寝る前に薬を塗っていると 聞いたのは2ヶ月ほど前のことだった。

何の薬を塗っているのか聞いたら、
例の美人の皮膚科の先生からもらった、
ベリーストロングのステロイドだったので
なるべく日に当たらないようにと言ったのだが、湿疹はどんどん広範囲に固く酷くなるばかり。

脚も、昔からカサカサが酷くてワセリンやヒルドイドは塗っていたのだが
父はたっぷり石鹸を付けて、皮膚をゴシゴシ洗う上に滅茶苦茶熱いお風呂に入る。
その上、皮膚がカラカラに乾くまで薬を塗らない。
カラカラになった表皮を

ハンディタイプの電子顕微鏡で写したものをタブレットで見せて
風呂上がり後、角質層の一つ一つが
めくれ上がる前に保湿しないとこうなると何度か見せたが
「医者でもないくせに偉そうに言うな」と言って聞きやしない。
医者じゃなくても、見れば誰でも分かるだろうと思うのだが
今度は「めくれ上がったほうが、隙間に薬が入り易い」などと言い張るので、お話しにならない。

私は、薬を塗った状態の湿疹を直射日光に当てるのは
あまり良くないと思っているのだが父は、わざと日光に当てる。
というか、頭頂なので当たってしまうのだが
帽子をかぶせても、日に当てれば治ると言ってすぐ取ってしまう。

秋・冬は縁側がサンルーム並なので、
寒がりの父は1日中そこにいる。

湿疹もどんどん色が濃くなって来たし
ちょっとこれは普通じゃないと思ったのだが、
私、皮膚科の先生って全く信用してなくて
余程分かりやすい状態ならともかく、
先ずは毒にも薬にもならないAという薬を出して、
2週間ほどして治ってなければ B という薬を出して、
また2週間ほどして直っていなければCという薬を出して・・・という

ロシアンルーレット式なのが皮膚科のイメージである。
それでも治らないからと病院に行かず放っておいたら
自身の治癒力でいつの間にか治っちゃった、とか。

私も息子もアレルギーがあって、
結構皮膚科は行くのだが、この薬で治った!
という記憶がない。
A,B,Cまで薬が出て、治らないからと別の皮膚科に行くとまたAから始まる。

そんな訳で、父の頭の湿疹もすぐには治る気がしないのだが
ちょっとかさぶたも気になるし
大きい病院の皮膚科に連れて行った。

一応今まで塗っていた一覧を渡してあるので先生の評価を待つ。

結果、出たのはワセリン泣くうさぎ

かさぶたを取りましょう、という方針らしい。

ステロイドを塗り過ぎだと思っていたので、
それはそれで賛成なのだが
往復時間も含め3時間かけて毒にも薬にもならないワセリンかよ、と。

先ずはAという薬...どころか、Aマイナス?みたいな気持ちで帰って来た。