その後道交法が改正されています。

※現在は家族からの免許返納も可能です。

※現在は認知症と診断されたら運転免許の取り消し・停止となります。

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母から、父がまた出かけそうというSOS。
着替えて玄関から出てきたところを捕まえた。

私「どこに行くの?乗せて行くよ」
父「いちいち言う必要はない、どけ」
私「B病院の先生に、運転しちゃダメって言われたでしょ」
父「何言ってんだ」
と、笑う。
こういう時に笑うのはあまり良い兆候ではない。

鍵を取り上げようとすると、その鍵を持った手を振り回し始めた。
父がいくつも持っているスペアキーのうちあまり使っていないものだったのか、手で避けようとした途端指を切った。
それでも鍵を取り返そうとすると、今度はケリを入れてきた。
80を超えた年寄りの、どこにこんな力があるのか。
片足立ちで靴下も履けないくせに、片足で蹴れるってどういうシステムなのよ。

こういう状態になってしまうと、多分普通には止められない。
車の前に立てば私は轢かれるかも知れない。

車のドアの横に立って、説得を続ける。

父がいきなり中からドアを勢いよく開けたので、後ろによろけて転んだ拍子に今度は砕石が手のひらに...

痛ぇ~っ!と思って手のひらを見ている間に走り出されてしまった。

どこに行ったのか知らないが、1時間ほどして帰ってきて
何事もなかったかのように新聞などを読み始める。
腹が立ったので傷のできた手を見せて
「人を怪我させてまで出かけた用事はなに?」

と聞いたが答えなかった。
おそらく覚えているっぽい。

私「あの勢いで運転して、人でも轢いたらどうすんの!」
父「俺に歯向かうからだ」
私「そうじゃなくて、よその人を轢いたらどう責任を取るのか聞いてる」
父「轢くわけない、誰も歩いてないんだから」
私「歩いてる人も見えないくらい、注意力がないって事だよね」
父「俺が、何年運転してると思ってんだ」

私「じゃ、100歳の人はもっと運転がうまくなるの?違うよね。ピークを境にどんどん下手になるでしょ?」
父「俺は今がピークだ」

屁理屈選手権かよ。