認知症専門病棟に入院していた父は、退院後の行き先としてグループホームKに決まったがそのグルホの当時のお話し。

いつもの事ですが長いです真顔

 

居宅ケアマネも忙しい仕事だけれど、施設ケアマネも日勤でやることが多いと予想できるので一般の介護士さんとは一線を画した扱いかと思っていたが、介護士の一人として夜勤もあるとの事。叔母のグルホのケアマネも夜勤をしているのでそういう所って実は多いのかも知れない。

 

そんな訳で忙しいのが理由かもしれないけれど、入所時あまり細かいことも聞かれず、こちらから伝えたいことを一方的に伝えただけだったので、そのケアマネの印象は「頼りない人」だった。

 

入所当時は父の問題行動の苦情と言うか報告が何度かあったけれど、それも落ち着いた頃、ケアマネから電話があった。

「◯月にお父さんの介護認定の更新がありますが、同席されますか?」

何せ私は日々の様子を見ていないので、普段暮らしている施設側がありのままを話したほうが良いと思ったし、むしろ私が同席することでケアマネが言いにくい事を飲み込んでも迷惑だと思ったので同席しないと伝えると驚きの提言をしてきた。

 

ケ「では、症状を少し重く伝えますのでご了解下さい」

私「それはどういう...」

ケ「一人でお着替えできないとか、弄便があるとか」

 --潔癖症で何度も手を洗いたがる父が弄便?

私「父は弄便するのですか?」

ケ「いえ、弄便は無いのですが、介護度が下がると退所しなければならないので」

 

グループホームは要支援2から入所できる。

当時父は身体ではなく認知症での要介護2だった。

確かに、自分で着替えもできるし自分の足で歩けるし、全部自分の歯だったので食事も常食だったが、認知症はかなり進んでいたし、服薬で落ち着いてはいるものの精神科の薬を飲まなければ暴れる危惧もあった。

 

今まで介護区分変更の手続きをしなかっただけで、暴力行為で要介護4になる可能性だってあったのに要支援1?

要支援1の目安って、家事支援が1日30分程度あれば一人で生活できる人。

季節も、今いる場所も分からない父が要介護2からそこまで戻る?

このケアマネは利用者の何を見ているのか。

 

施設入所時の認定は在宅時より認定が軽くなる傾向があるのは分かる。

だって、そこには大人数の目があって、それぞれ食事を作ってくれる人、トイレに連れて行ってくれる人、お風呂に入れてくれる人等々がいて、尚且つ勤務時間が終われば帰れるし、その介護は給与も発生している仕事なわけで、父のように自尊心の強い要介護者は娘に邪険にされるより心が安定するに決まってる

 

在宅だって、時間制限も無く無給で怒りながら介護をするのが私1人じゃなくて7-8人いれば父だってもっと穏やかだったかも知れない。

それも踏まえて、施設と在宅じゃ要介護者を扱う環境も度合いも全然違う事を伝えられないケアマネと、状況が全く違うことが汲み取れない認定員に当たると要介護2→要支援1もあるかも知れない。

 

それより、そのインチキ申請を家族に了解しろと平気で言うケアマネの言葉に衝撃を受けた。

そんな事はもちろん承服できない。でも断って「じゃ、退所して下さい」などと言われたらもっと困る事になる。

 

今なら「こんな事を言って退所を迫った」と、どこかに訴え出るくらいの心の余裕と意気込みが持てるが、当時は他に施設のアテもなく父が家に戻るというのは地獄の再来なので、母のことを考えても到底できなかった。

その時の私は、積極的な了承はしないがお任せしますと言う他なく、この一件でケアマネの印象は「頼りない人」から「信用ならない人」に変わった。

 

結局父の認定は要介護3。

ケアマネとは話したくもなかったので、調査時に弄便の事を言ったかどうかは結局聞かなかったが、新しい介護保険証が届いた後の入所費用の請求書を見て「あっ...」と思った。

介護度が上がれば、施設側は先月と同じように父の介護をしても点数が高くなるため、利用者の負担額も上がるが当然施設に入るお金が増える。

親切心から、退所しなければならない要支援1になる心配をしてくれたのかと思ったが、これは、違ったのかも...という不信感。

 

病院のワーカーさんはグループホームKを「素人集団」と称したが、口ごもった事のひとつに、実はこんな前例もあったんじゃないのか...。

これはどこの施設でも公行しているのか、このグルホが特別なのかは分からない。

本当に困っている家庭があって、苦肉の策でこういう事を行わざるを得ない事例もあるのかも知れないので善悪の線引きはできないけど、少なくとも父の場合は、ケアマネが状態を正確に伝えることができていればインチキ申請なんて必要なかったんじゃないかと思うのだ。