夕方、ドラッグストアに行ったら駐車場で不思議な光景に出くわした。

車の助手席が開いていて、助手席とドアの間に70代後半?くらいの車椅子に乗った御婦人。

傍らに40代後半~50代前半くらいのセミロングの白髪交じりの髪の女性が立っている。

私が駐車場に車を乗り入れたときからその状態で、車を駐車場に停めてその二人の横を通って入口に向かった時もその状態。

二人とも言葉を発していない。

セミロングの女性は立っているだけで、何かをしようとしている風でもない。

 

--どういう状況?


状況がよく分からないので気になりながらも、私は中で15分ほど買い物をして駐車場に戻ってきたが、件の二人はまだ同じ体勢でそこにいる。

相変わらず無言のままだ。

さすがに気になったので近付いて「なにかお手伝いしますか?」と尋ねたが、セミロングの女性が無表情のまま小さい声で「いえ」と。

 

--なんだろう滝汗 気になるけど手伝いは不要らしいので私も車に戻るしかない。

 

結局、私が駐車場を出る時も二人はそのままの体勢だったので、何だったのか分からないのだけれど、娘さん?お嫁さん?が介護中なのは何となく感じた。

 

ここからはあくまでも勝手な偏見と想像なのだけれど、私は「3割くらい白髪交じりの髪の女性」に行き会ったことがない。

そりゃ世の中には、自然思考の人や白髪染めの過敏症の人もたくさんいるだろうけど、実際に4-50代の人で見た事があるかというと ちょっと記憶にない。

もう少し歳の行った積極的なグレイヘアとは訳が違う。

 

自分が介護中の一番大変だった時に、何が最初に犠牲になったかと言うと自分の理・美容だった。トイレに入っていてもお風呂に入っていても突然呼ばれる生活というのは、どうしても生活直結以外の事は最後になる。

慌ててお風呂から出て服を着て父が暴れている現場に向かうのに、化粧水も乳液も付けてるヒマはない。

修羅場が治まった頃には髪は自然乾燥しボサボサなのだが、自分の家に戻り夫が脱ぎ散らかしたままの服を片付け、明日の米を研いで釜にセットし、洗面所のドアに鍵をかけ平気で1時間くらい入浴している年頃の娘が出てくるまで待って、ドライヤーで髪を整えし直すかというと、クタクタでそんな気は全く起きないし、取り敢えず寝ることを選択する。

うちには夜中になると吠え出す犬がいるので、吠えやまない時は犬と一緒に車中泊する事になるため、優先順位はとにかく「寝られる時に寝る」一択。

その頃にはボサボサの髪のことも美容液を付けてないことも忘れてる。

介護中の何年か、ほとんど鏡を見ない時期があったのは事実で、当時は自分の顔なんか二の次だったのでどうでも良かったのだけれど、あの時ちゃんと手入れをしていれば眉間のシワがこんなに深くなることはなかったかも...と、今ごろ後悔している。

 

話しが長くなったけど今日の出来事を察するに、車椅子の御婦人は何かが原因でへそを曲げて車に乗る事を拒否していたのか、自分で車椅子から移動できるがそれをするのにすごく時間がかかる人なのか。

セミロングの女性はそういう事に時間を取られるのが日常になっていて、かと言って一人にしておくわけにもいかず、尚かつ「早くして」と言ったり手を貸したりすると怒られるような関係性なのか。凄く疲れた顔をしていたので、家には他に手のかかるおじいちゃんもいて、白髪染めの時間なんて取れないのかも知れない。

 

...などと、正解のない妄想をしながら帰ってきましたネガティブ