あれはオレがまだ18歳のころ…。


部活の帰り道。


友人3人と そのトンネルの話題になった。


「行ってみようぜ!」

M君が言い出した。


「まじで…」


H君はびびった様子でそう言った。

「なんも出ないよ、行ってみるか!」

オレは15歳くらいから霊的なものを強く感じるようになっていたので、本当はびびっていたのに 仲間に悟られたくなかったから平気な顔でそう言った。


狭い山道をどんどん奥へ向かうと、掘りっぱなしの岩が剥き出した 車が一台やっと通れるくらいの狭いトンネルの入り口にたどり着いた。

100m位の一直線なトンネルで、中は電気もなく真っ暗で不気味だ…。


「よし…入るぞ。」

M君が先頭でオレは最後に入った…。


トンネルの中の温度も低かったせいか…ゾッとして鳥肌がたった。

真っ暗なトンネルをどんどん進む。


ちょうど真ん中辺りまで進んだ時にH君が「やめろよ!」と、振り返ってオレに言った…。


オレ「なにが…」


H君「引っ張るな!」


オレ「え…。」


固まる三人。



「うわぁ長音記号1!」

三人とも猛ダッシュで出口まで走った。

つづく。