日本からスイスに来ると、まず驚くのが
「ホテルや民泊にエアコンがない」こと。
「本当に大丈夫?」と思う方も多いですが、スイスではクーラーなしで夏を乗り切るのが一般的です。
この記事では、その理由と、旅行者でも実践できる快適な過ごし方をご紹介します。
1. なぜスイスにはエアコンがほとんどないのか?
❄ 夏でも涼しい日が多い
昔は日中25℃前後、夜は15℃近くまで下がることが多く、エアコンは必要ありませんでした。
🏠 建物の断熱性能が高い
スイスの家は冬の寒さ対策で断熱性が非常に高く、外気温の影響を受けにくく作られています。
🌱 環境意識と電気代
エネルギー節約やCO₂削減への意識が高く、環境負荷の大きい冷房はあまり好まれません。2. 旅行者ができる!スイス流の涼しさ対策
ただ、スイスもだんだんと夏の30度を超える日は増えてきています。
私は普段、標高1300mの山岳部に住んでいて、下の谷に比べると約4〜6度ほど低い気温で過ごしています。
先週はサイクリングイベントでの仕事が谷、標高400m程度のところで過ごしたのですが、毎日32度〜35度、日本と同じく汗が吹き出るほどの暑さでした!
また日本にはエアコンが基本ついている建物が多いですが、スイスはエアコンが一般的ではないので、暑さには扇風機のみ。
夜も室内は27度前後と暑いので、久々に寝付けない夜を過ごしました。
そこで気をつけるべきポイントをまとめました。
🌬 朝晩に窓を全開にする
夜や早朝は涼しい風が吹くので、窓を開けて室内に冷気をためておきましょう。
🪟 シャッターやブラインドを閉める
日中は日差しを遮り、室温の上昇を防ぎます。特に南向きの部屋は要注意。そして夜に開け、涼しい風を取り入れる。虫は入ってくる可能性はありますが、虫刺されよりも、熱中症の方が怖いので、仕方ないですね。
❄ 扇風機や冷感グッズを持参
USB扇風機や首に巻く冷却タオルは、荷物にならず便利です。
🚿 水で体を冷やす
ホテルのシャワーを短時間浴びたり、冷たいタオルを首や手首に当てると体感温度が下がります。. ホテル・民泊利用時の注意点
- エアコンの有無を事前に確認
- 高層階より低層階の部屋のほうが涼しい傾向
- 窓が小さい・開かない部屋は熱がこもりやすいので注意
3. ホテル・民泊利用時の注意点
スイスの夏は日本ほど湿度が高くないため、工夫すればクーラーなしでも過ごせます。
ただ、年々暑くなってきている為、本当に暑い時期は、クーラーが整備されているホテルかどうか確認して予約するのがオススメです。
4. まとめ
旅行中は「自然の涼しさ」を上手に取り入れ、快眠できる環境を整えることがポイントです。
次にスイスを訪れる際は、エアコンに頼らない暮らしを少し体験してみるのもおすすめ。
きっと、山から吹く涼しい風と静かな夜の空気が、忘れられない旅の思い出になります。


