「ワン・モア」に続いて読みました。

んー。ちょっと暗くなっちゃうかな。

なんとも言い難いがあまり人に薦められないです。

「ワン・モア」の方が数段面白かったですね。

あとは「ホテルローヤル」の文庫化待ちになるかな。

硝子の葦 (新潮文庫)/新潮社

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新刊文庫で並んでればついつい手に取ってしまう。

山本兼一で「信長・・」となれば読みたくなりますね。

「利休にたずねよ」は斬新だった。

注目の作家さんだったので亡くなったのは本当に残念です。

さて本書。

「利休にたずねよ」には及ばないけどいい作品です。

本能寺の変までの1か月位に焦点を絞るなんて山本さんしか書けないんじゃないかな。

素晴らしいです。

本能寺の変の真相ってどうなんでしょうね。

いろいろ説があって興味が尽きないけど、私は、司馬遼太郎の「国盗り物語」のような内容が王道で真実に近いんじゃないかなと勝手に思ってます。

ただ、小説は小説としていろいろな物語を今後も書いて欲しい。

いろいろあるから面白いんですからね。

信長死すべし (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店

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うーん。長かったね。

まあ、なんだかんだと読まされてしまうところはやっぱり宮部みゆきなのかな。

だけども、「模倣犯」に比べると物足りないですね。

どちらも読んだことがないなら、確実に「模倣犯」をお勧めします。

震えるくらい(本当の意味でも)こっちの方がよい。

また、こういう小説を書いてくれないかな。

ソロモンの偽証: 第I部 事件 上巻 (新潮文庫)/新潮社

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ソロモンの偽証: 第I部 事件 下巻 (新潮文庫)/新潮社

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ソロモンの偽証: 第II部 決意 上巻 (新潮文庫)/新潮社

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ソロモンの偽証: 第III部 法廷 上巻 (新潮文庫)/新潮社

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ソロモンの偽証: 第III部 法廷 下巻 (新潮文庫)/新潮社

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このミスの第3位ということで読みました。

やっぱり、このミスの上位作品はいいですね。

期待を裏切らないですよ。

江戸川乱歩賞って結構マイナーな気がしてましたけどこの作品は凄いですね。

ホントに新人なんでしょうか。

この手の落ちって普通の作家の作品でも何か辻褄があわないことがあるけどこれは見事ですね。

ただこの作品はTVドラマにはなりにくい。それが残念でもあり良いことでもあるかな。

闇に香る嘘/講談社

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2014年もそこそこ読みました。

振り返るとビジネス書を読んでないな。趣味にともなって山岳小説が増えました。

2014年の上位5作品はこれにしました。

この作品の順位は難しいかな。

それぞれに味わい深い作品でした。

「ジェノサイド」 高野和明
「蜩の記」 葉室麟
「春を背負って」 笹本稜平
「死亡推定時刻」 朔立木
「満願」 米澤穂信
「孤高の人」 新田次郎
山岳ノンフィクションか。

山に嵌まっているからかもしれないけど緊迫感がすごいな。

たまにはノンフィクションも良いですね。

それにしても山野井はやっぱり常人ではないな。


凍 (新潮文庫)/新潮社

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これは、、

今年のNo.1には間違いない。

いつの間にかこんなミステリーを書くようになったんですね。

「犬はどこだ」はそんなでもなかったんだけどな。

短編ですが秀作ぞろいでした。

どっしりとした長編小説も期待たしたいところです。

満願/新潮社

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