不思議で不気味、クレイジーな世界観に引き込まれる プレイヤーはかつて豪腕で鳴らした元ピッチャー. 試合中の故障で利き腕を痛め、マウンドに立てなくなった主人公が再起するために立ち上がる... ! これだけ聞くと王道のスポ根マンガのような設定だが、実際は違う. 主人公は廃墟の遊園地"ドリームランド"にある"何でも願いをひとつ叶えてくれる"というお城を目指すという、ファンタジーの要素が強いのだ. 城を目指す途中では不気味なマスコットたちが立ちはだかるので、彼らにボールを投げつけて撃退していくことになる. 腕を壊した主人公が投球できるの? と思う人もいるかもしれないが、細かいことを気にしてはいけない. 案内人のマスコットから渡されたガントレットを装着することで、動かせなかった腕が動くようになるのだから、何の問題や不正もない. ありがたい話だ. その代わりと言ってはなんだが、血まみれのマスコットたちは主人公を本気で殺しにかかってくるのが恐ろしいところ. 案内人いわく、主人公は死んだら成仏もできずに怨念となり、ランドを彷徨い続けるようだ... . こうして生か死か、再起をかけた命がけのクレイジーな夜が始まる. 各エリアの最初では、不思議な案内人とのシュールな会話も楽しめる. 夢中になって腕を振るってしまう ゲーム中は、実際に自分がボールを投げるように腕を振ることで主人公が敵にボールを投げつけてくれる. 左側に腕を振るえば左に、右側に振れば右、真っ直ぐ振り下ろせば中央と、自分の腕の動きがダイレクトに反映される. 野球ゲームではないので、フォークやスライダーといった球種こそないが、その代わりに前方の180度からつぎつぎと迫り来る敵をどの順番で倒していくかを考えることになるのが肝だ. 最初こそ敵の攻撃が緩いので、漫然とボールを投げているだけでも何とかなる. しかしある程度ステージを進めると敵の数が増えて攻撃も激しくなるので、そういうわけにはいかない. 敵がにじり寄ってくるが、なかなかその進撃を止めることができない. そうしていつしか眼前に不気味なマスコットがやってきて、手にした凶器を振り上げて... という瞬間を想像してほしい. これはなかなかのホラーだ. 気がつけば「右、右、左、中央、右っ! 」などと、迫り来る敵を倒す順番を頭で考えながら、必死に腕を振るってしまうことだろう. また、利き腕以外の手をかざすと照準が表示され、敵をロックオンできる. そうしてボールを当てるとヘッドショットになって大ダメージを与えられるので、こちらもうまく使いたい. 照準をしっかり合わせるまでに時間がかかるものの、大ダメージを与えられるロックオンと、照準は必要とせずに素早く攻撃できる通常の投球、これらを使い分けていくのも楽しい. 臨機応変な対応こそがピッチャーには求められる!? 魔球をはじめとした多彩なアクションが熱い 敵に一定以上攻撃を当てていくと、現実ではありえない"魔球"を投げることが可能になる. 炎の球を投げて敵を火だるまにしたり、電撃をまとった一撃を放ったりと、魔球はじつにさまざまだ. どれも発動する際には、腕をバッと横に伸ばしたり、両手を頭上に掲げたりといった特別なポーズを取る必要があり、それがまさに必殺技という感じになっている. 当然威力も高くて派手なので、投げたときの爽快感も大きい. とくに爽快だった魔球は、腕が大砲になる"キャノンボール". 腕を敵に向けて突き出すと、炸裂音とともに砲弾が撃ち出され、ロックした直線状にいる敵をまとめて吹き飛ばすというもの. 通常の攻撃ではなかなか倒れないタフな敵が、ものすごい勢いで吹っ飛んでいく様子はクセになりそうだ. 魔球全般に言えることだが、筆者は投球フォームを取る際に思わず「くらえ! 」と言ってしまったり、力んでしまうことが多々あった. 魔球以外では、キックやキャッチといったアクションも熱い. キックはその名の通り、目前まで迫った敵を蹴飛ばす強力な技で、いわゆる緊急回避的なアクション. このゲームには防御がなく、目前まで迫った敵の攻撃を防ぐ術はキックしかない. しかしキックには使用回数制限があるので、そう気軽には使えない. 寄られたら惜しまず使うか、ピンチの際まで温存するかはプレイヤー次第だ. キャッチは敵がボールを投げてきたときにのみ使えるアクション. タイミングよく両手を前に突き出すことで成功する. ほかの敵に気を取られているときにボールが飛んでくることが多いので、なかなかハラハラするはずだ. また、中盤以降はキャッチできないノコギリを投げてくるようになり、これは実際にジャンプするか素早くしゃがんで回避することになる. 反応が遅れると容赦なくザックリ斬られて大ダメージを受けてしまう. このスリルがたまらない. 狙いを定めて発射! 野球の投球かと言われると違う気がするが、爽快だからオーケー! 限定条件下でくり出せるアクション. モタモタせずに機敏に動くのだ. 気軽に遊べてよい運動にもなる! 本作には育成の要素も盛り込まれている. ステージを進めていくとべースボールカードやお金が手に入る. お金を支払ってベースボールカードを買うことで、新たな魔球を習得したり、主人公のステータスが上がったりする. どんな選手にするかはプレイヤーの好み次第なのだ. もちろん、強化をいっさいせずにストイックに戦うこともできる. 新しい魔球を購入. ライナーボールはスイングでボールを打って敵を攻撃するのが特徴だ. 最後になるが、本作はお手軽価格でダウンロードできるゲームとはとても思えないほどのボリュームと作り込みがされているので、遊べる環境にある人には強くオススメしたい. 1ステージの長さもほどよく、ほんの十数分のあいだで気軽にささっと遊べるのも魅力的. そして、とにかく投げたり飛んだりしゃがんだりすることが多いので、いい運動にもなると実感した. というのも、筆者は日頃の運動不足もたたって、プレイ後は軽い筋肉痛になってしまったほどだ. 慣れないうちは、本物の野球と同じで、ピッチャーもといプレイヤーは投球制限を設けたほうがいいかも!? 簡単すぎず、かといって難しすぎでもない、ほどよい長さと難易度のステージで、適度な緊張感とバツグンの爽快感を味わえる本作. あなたも1度、ドリームランドを訪れてみてはいかがだろうか. 派手な演出でくり出される魔球を使いながらステージを攻略していこう. 筆者紹介 サテライト池澤 好きなものはゲームとカラオケ、そして惰眠も大好きなライター. テーマパークで夢中になって腕を振っていたおかげで、野球をやりたくなったり遊園地に行きたくなったりと、節操がない. Diabolical Pitch(ディアボリカルピッチ) (Xbox LIVE アーケード版) メーカー 日本マイクロソフト 対応機種 Xbox360 発売日 2012年04月04日 価格 800 マイクロソフト ポイント 備考 Kinect(キネクト)専用タイトル 開発元: グラスホッパー・マニファクチュア (C)2012 GRASSHOPPER MANUFACTURE INC. Diabolical Pitch is a trademark of GRASSHOPPER MANUFACTURE INC.
総まとめ+新情報 オンラインゲームの雄、ガンホーから放たれるPSP(プレイステーション・ポータブル)用の完全新作シミュレーションRPG『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』(2011年10月27日発売). 本作独自の戦略性を有したバトル、さまざまな思惑を抱えた登場人物が織り成す壮大なドラマが堪能できる内容となっている. 本稿では、メディア向けに公開された試遊版から判明した要素を、プロデューサー横山正純氏とアシスタントプロデューサー畠山寛生氏のコメントと合わせてお届けする. オープニングムービーは2種類 オープニングムービーは、ストーリー的なものを紹介するムービーとバトルシステムなどを紹介するものとを切り分けて、2種類用意されている. 本作の世界にはトレーネ義勇団、ブランシャルド皇国、連合国家アウラの3つの勢力が存在. 物語はブランシャルド皇国と連合国家アウラの戦争を1本の柱として進んでいき、メインシナリオは3つの勢力ごとに用意されている. 主人公がその3つの勢力のどこに協力するかでエピソードが変化するといった内容. ひとつの勢力にずっと協力して物語を進めてもいいし、各話ごとに異なる勢力に協力してエンディングを迎えてもいい. 「シナリオのテーマは"人をしっかりと描くこと"です. 各勢力の人々から見た戦争の捉えかたや思惑はそれぞれの立場で異なります. ですので、各勢力から違う角度で戦争を見ることによって、その戦争の全体像、真実がしっかりと見えてくるという作りになっています. また、同じ勢力でも出会うキャラクターによって、戦争の見えかたが違ってきます. ユーザーの方にはいろいろな想いを感じてほしいですね」(横山) そういった物語の構造上、スタートからエンディングまでは15話だが、本作の全シナリオは50話以上もの大ボリュームとなっており、2周目以降も違うエピソードを楽しむことができる. ちなみに、2周目以降は、お約束ともいえる隠しダンジョンのようなものも存在し、やり込み要素もたっぷり用意されているようだ. 紋章: ブランシャルド皇国 紋章: 連合国家アウラ 紋章: トレーネ義勇団 シンシア(ブランシャルド皇国) ユーリ(連合国家アウラ) トレーネ(トレーネ義勇団) 一方、バトルをメインとしたムービーでは、それぞれの職業の特徴をピックアップした内容となっていた. 「本作には通常のシミュレーションで採用されているセルやヘックスを極力非表示とし、フィールドは背景の2Dのマップに3Dのキャラクターを配置して、一見しただけではシミュレーションRPGだと思えないものを目指しました」(横山) キャラクターを3Dにしたのは、シミュレーション=難しそうというイメージが先行するゲームファンにも、すんなり入り込めるように、演出を派手にするといった画面構成上の工夫というわけだ. 主人公はプレイヤーの分身(個性豊かなキャラクターメイキング) 主人公は、プレイヤーの分身となる新規のキャラクターとなる. キャラクターを作成する際、まずは職業を選択する. 職業は全14職業あるが、最初に選べるのは10職業. ロードナイトやハイウィザード などの10職業は『 ラグナロクオンライン 』(以下、『 RO 』)ではお馴染みのもの. 「残る4職業のうち『 ラグナロクオンラインDS 』からダークナイトとシャーマンが、『 RO 』からカプラとジョンダが登場します. カプラとジョンダは『 RO 』ではNPCの職業となっているので、『 RO 』ユーザーにとってはある意味驚きのある職業だと思います」(畠山) カプラとジョンダは遠距離攻撃ができる職業だが、シミュレーションRPGでは重要となる遠距離攻撃が可能な職業は最初から使える10職業のなかではスナイパーしかいないようだ. そのため、「カプラとジョンダは戦術的にも重要」(横山)となる職業だ. 武器は、職業ごとに装備できるものが異なる. 職業を決めたあとは男女(一部の職業はどちらか一方)、髪型や髪の色、そして音声を選択する. 「シナリオではしゃべりませんが、戦闘ではたくさんしゃべるよう、戦闘中のボイスは豊富に用意してあります」(横山) トレーネと行動をともにするところから物語がスタート シナリオは、まず、トレーネ義勇団のトレーネと行動をともにするところからスタート. 人々が魔物に苦しめられているということを聞きつけ、ブランシャルド皇国の領土で魔物退治に赴く. 詳細は省くが、そこでアウラのユーリ、ブランシャルドのシンシアとともに魔物退治をすることになる. 1話から3話は、このトレーネ、ユーリ、シンシアとともに行動する固定ルートとなり、4話以降に自由なルートを選ぶことが可能になる. 「3人が出会って魔物退治に出向き、3話になるころには絆が深まっていくですが、このことがその後の物語の大いなる伏線になっているんです. たとえば、ユーリ側に協力していくと、いずれシンシアと対決する場合もありますので、そういったシナリオの妙を楽しんでもらいたいですね」(横山) また、4話以降はギルドで、ともに戦う仲間を雇用することができ、いよいよ本格的にシナリオに沿った戦いに挑むことになる. ギルドのメンバーはグランツリッター半島にある街、"リルテの酒場"でキャラメイクし、雇用することで仲間にすることができる. キャラメイクは主人公同様に職業、性別など. レベルは主人公と同じレベルまで設定することが可能. ただ、高レベルに設定するとステータス(※)は汎用的なものとなる. ※キャラクターはレベルが上がるごとにステータスポイントが与えられ、プレイヤーはそれを自由に振り分けることができる. バトル 戦闘はメインとなるイベントバトルとレベル上げなどに利用できるフリーバトルなどがあり、ワールドマップ上のポイントを選択することによって、戦闘が発生する. 戦闘を始めると戦闘マップが表示され、勝利条件や敗北条件が表示. バトルには主人公を含め最大8人までギルドメンバーの中から出撃させることが可能となっている. 本作の戦闘は、味方全員のターンが終わったら、敵ターンに移るという軍ターン制ではなく、キャラクターそれぞれが"スピート値"を持っており、その値によって行動の順番が決定、つまり、敵味方入り乱れて行動するシステムになっていた. 記者がプレイした序盤はさほど気にならなかったが(しかもプレゼン用にレベルも高かった)、厳しい戦闘になるほど、スピード値を考慮した行動がかなり重要な要素になると感じた. 1ユニットごとに行動が終わると待機する向きを選択する. 背後から攻撃を加えられると大ダメージを受けてしまうため、向きにも気を配る必要があるのだ. また、特筆すべきは、待機のほかに"しゃがむ"というコマンドもあり、これを実行すると体力とSP(スキルポイント)が回復するという点. つまり、必ずしも回復役や回復アイテムが戦闘に必須というわけではないというのはユニークな要素だ. ただ、しゃがんだ状態で攻撃を受けると必ずクリティカルになるというリスクがある. 「回復スキルを持っている職業はあまり多くないので、たとえば、回復させたいユニットのまわりを別のユニットで囲んで、攻撃を受けないようにするなど、"しゃがむ"をうまく活用していただくと、戦闘を有利に進められると思います」(横山) ボスは基本的に、ある一定まで近づかないと動かないので、ボスに挑む前はユニット全員をしゃがませて、全回復してから挑む、といったこともできそうだ. ふたつの特殊スキル 本作にはオーバードライブとバーストストライクというふたつの特殊スキルが用意されている. オーバードライブは、"オーバードライブゲージ"(ゲージは攻撃したり、攻撃を受けるなどすると溜まる)を使用することで1ターンに複数回のスキルを発動させることができるというもの. スキルは1ゲージにつきひとつのスキルを発動でき、ゲージはレベルに応じて最大4ゲージ溜めることが可能だ. 「オーバードライブで使用するスキルは攻撃だけではなく、回復や補助スキルも使用できるので、一度に補助スキル→攻撃スキル→回復スキルといった行動が取れ、起死回生の攻撃、緊急回避的な行動につなげることができます. モンスター ヘッドホン ケーブル シューティングゲームでたとえるなら"ボム"のようなものでしょうか(笑)」(横山) ただ、オーバードライブは戦闘中、1ユニット1回しか使えないという制限があるので、ボスまで温存するという戦略もありだろう. また、特定のスキルを組み合わせることによって、"コンボボーナススキル"が発動することもある. たとえばパラディンで、シールドチャージを2連続で発動させると"???"が表示され、隠しオーバードライブ"ラッシュランサー"が発動する. このような隠しオーバードライブが職業ごとに用意されているので、いろいろなスキルを組み合わせて、隠しオーバードライブを発見するのも楽しみのひとつであり、戦略的にもかなり有利になる. 「スキルの組み合わせは街の住人の会話からヒントがもらえるので、注目してください」(横山) 一方のバーストストライクは、"バーストストライクゲージ"を消費することで、起点となるユニットの範囲内にいる仲間と連携攻撃をすることができるというもの. "バーストストライクゲージ"は戦闘開始時にMAXの状態からスタートする. こちらのゲージはユニット共有となっており、1回の戦闘中に使用できる回数は限られているので、勝負どころと判断した局面で使いたい. 同じ仲間と戦闘を重ねることで連携攻撃の回数が増えていくので、仲間どうしの"絆"を育むことも考慮すべきポイントとなる. また、オーバードライブ同様こちらにも隠し要素があり、ある職業とある職業が連携すると特殊なバーストストライクが発動するという要素がある. 「低レベルのユニットが高レベルのユニットを攻撃すると、入手できる経験値の比率が高くなるのですが、あまりにレベル差が開いていると、ふつうに攻撃するだけでは歯が立たず、成長させづらくなります. ですが、低レベルのユニットをバーストストライクの連携に組み入れて、高レベルの敵を攻撃することで、ガッポリと経験値を入手することができるので、経験値を稼ぐ手段として利用してもいいと思います」(横山) 転職 主人公キャラ(ギルドメンバーも含む)は別の職業にいつでも自由に転職することができる. その際、ステータスは変わらない. また、レベルを上げた職業はそのまま保持されるので、再び育てた職業に戻ると、続きのレベルからプレイすることが可能だ. つまり、一度育てた職業はムダにはならないというわけ. また、職業ごとに覚えるスキルは決まっているが、たとえば、Aという職業のレベルが30以上とBという職業のレベルが20以上という条件を満たすと覚えられるスキル、といったある条件を満たすと覚えられるボーナススキルというものも存在する. 「オーバードライブの隠しスキルや特殊なバーストストライク、転職のボーナススキルなどは強力なものが多いので、ぜひ見つけていただいて戦闘を有利に運んでいただければと思います」(横山) カード 本作にはさまざまな効果を持つカードが350種類以上用意されている. 「カードの種類が多いため、入手経路をどこに配置しようか困るくらいでした. 「コンプリートできる人はいるのか? 」という不安も若干あります(笑)」(横山) このカードは『 RO 』でモンスターを倒したときに稀に手に入るカードのイラストが使用されており、本作でも敵を倒したり、マップクリアー報酬で手に入る. カードは装備する(最大3枚まで)と効果が発動するもの. いろいろなカードを手に入れてキャラクターを自由に強化すべし. 「体力が低いキャラクターには体力アップの効果を持つカードを、スキルが必要なケースではSPが増えるカードを装備するなど、マップによってや状況に応じて付け替えて進めていただければ」(横山) カードには、ZOC(Zone Of Control)効果を持つ特殊なカードも用意されている. 「通常、ユニットの移動力が4なら4セル先まで進めますが、ZOC効果が発生しているセルを通る場合は、移動コストがさらに必要となります. なので、敵の足止めに非常に有効なカードとなります. パラディンなど前線に立たせるユニットにはZOCカードを装備させておくと、前線で敵を足止めできます. しかも、重ね掛けができるので、ZOC効果が1のカードを持つと相手はそこを通るために移動のコストが2必要になるのですが、2枚装備した状態だと、コストが3必要になるというものもおもしろいポイントかと思います」(畠山) 「ZOCカードはいろいろな使いかたがあります. 体力の高いユニットに持たせて盾役にしてもいいですし、回復役など体力の低いユニットに持たせて、敵ユニットの真っ只中でも敵をあまり寄せ付けず活躍させることもできます. ZOCをカスタマイズできるという作品はあまりないと思いますので、地味ではありますが本作の特徴のひとつかなと思っております」(横山) 通信要素 通信要素としては、すれ違った人や直接通信した人に、自分の武器を配信できるシステムが採り入れられている. 自分の武器の配信を5回くり返すと、配信した武器に"R"という文字が付いた上位武器が手に入る. たとえば、クレイモアならクレイモアRにといった感じ(ちなみに、R武器は配信できない). 「配信する側にもメリットがほしかったので、配信した武器が強化されるといった要素を加えました」(横山) また、自分が編成したギルドメンバー(5人)を配信することもでき、通信を受けた側は、その5人と戦うことができる. 「直接、人どうしが操作する対戦ではなく、相手ギルドメンバーのデータをもらって、CPUが操作するデータと戦うことになりますので、レベル差があっても、勝ち目はあると思います」(横山) スペシャルユニット 物語の重要キャラクターで、サブタイトルにもなっている光と闇の皇女"アデレイド"(彼女は光の皇女). 通常は、使えないユニットだが、早期購入特典のプロダクトコードを入手するとプリンセスという職業でアデレイドを使用できる. また、通常では使えないユニットとして"謎の少女"も存在. こちらは初回特典の化粧紙にプロダクトコードが印刷されているという. 「"アデレイドは、作り直しを重ねに重ねて作った力作です. 開発陣的にも使ってもらいたいのはもちろん、見てもらいたいユニットです. ですので、ぜひご予約を! 」(横山) 『 RO 』ユーザーにも注目の特典が! ――ミニインタビュー 写真右は横山正純プロデューサー. お気に入りのキャラクターはフィオナ(トレーネ義勇団). 「ハイプリーストで、戦闘も回復もできる万能なキャラクターで、健気でカワイイんです! 」 写真左はアシスタントプロデューサー畠山寛生氏. では、最後にプロデューサー横山正純氏とアシスタントプロデューサー畠山寛生氏に本作の魅力を改めて語ってもらったので、ご一読を. ――そもそもMMORPGの『 RO 』というオンラインゲームを題材に、PSPで、しかもシミュレーションRPGというジャンルを選択した理由を教えていただけますか? 横山 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが、コンシューマーゲームを手掛けていくことになって、弊社のいちばんのIPである『 RO 』を題材にしようということになりました. 『 RO 』はPC以外にも展開していたのですが、それはMMORPGのおもしろさをほかのハードでも楽しんでもらおう、ということがテーマでした. ですが、毎回、同じような取り組みを続けていても『 RO 』という作品の広がりに限界がありますので、『 RO 』のいいところは残しつつ、MMORPGの『 RO 』からは切り離して、今回はオリジナルのものを作ろうということになりました. 企画段階では、シミュレーションRPG以外にもRPGやアクション、スポーツ、シューティング、変わったところでは学園モノなんて案もあったのですが、どのジャンルが『 RO 』を表現できるかと考えたとき、『 RO 』には豊富な職業、スキルがあります. それらを活かすには、シミュレーションRPGというジャンルがもっとも適しているのではないか、という結論になったんです. 正式に開発がスタートしたのは昨年の9月ごろでしょうか. ――昨年の9月から開発スタートということは、かなり急ピッチで開発が進められたんですね. 横山 それ以前にプロトタイプを作っていたので、ゲームの骨格はできていたんです. また、本作の開発は『 サモンナイト 』など手掛けていたチームなので、シミュレーションRPGを開発する下地はできていたというのも大きいです. ――MMORPGからシミュレーションRPGとなったことで、『 RO 』初心者も『 RO 』経験者も一から楽しめそうですね. 畠山 はい. 世界観もシステムもしっかりフォローしていますので、『 RO 』初心者の方もまったく問題なく始められると思います. 横山 プレイしていただけるとわかるのですが、ヘルプの数が尋常じゃないことになっています. 『 RO 』経験者の方にとってもシミューレションRPGというジャンルに馴染みがない方もいらっしゃると思いますので、その部分のフォローも厚くしています. ――ボーナススキルなどもいろいろ用意されており、自軍ユニットが強くなり過ぎることは? 横山 シナリオ、シミュレーション初心者の方にも楽しんでもらいたいので、ボーナススキルの使いどころなどを意識していただければ、さほどシナリオのクリアーは難しくはないかなと思います. さらに、RPG要素を強めにしているので、極端なことを言うと、フリーバトルなどであるユニット単体を強くしてもクリアーはできます. 一方、全体でみると、シミュレーションファンの方にとっても歯応えがある要素をしっかりと作っています. 隠しダンジョンはシミュレーションファンへの挑戦という意味で、かなり骨のあるものになっていると思います. ――本作の開発でこだわったポイントをいくつか教えていただけますか? 横山 ひとつは先ほども述べたシナリオです. システム面では、ベースはオーソドックスなシミュレーションRPGですので、同ジャンル初心者の方でも遊びやすいものを目指し、本作独自の要素を加えていくことによって、より多くの人が楽しめるものにしていきたい、というところもこだわりのポイントです. ――職業やスキル、装備できるカードもそうですが、『 RO 』ファンを意識した要素はほかにもありますか? 畠山 『 RO 』には9年の歴史があります. その歴史を積み重ねてきた中で、職業やスキル、モンスターも多数登場してきました. 本作では、その中からどれをピックアップして、『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』向けにアレンジしたかチェックしていただければと思います. また、『 RO 』ファンに向けたポイントというわけではないのですが、ユニットを3Dにしているので、そこを楽しんでもらいたいですね. というのは、『 RO 』のグラフィックは2Dで、2Dを好まれているファンの方々が多数いることは重々承知です. ですが、2Dでは演出面では限界がありますので、3Dで演出を強化するという方向性を取りました. 横山 スキル演出は、2Dのものを動画撮影し、それをコンテに起こして、そのコンテを本作に合うように微調整して、演出をしています. ですので『 RO 』とどこがどう変わっているのかをチェックするのも楽しみのひとつかなと思います. ――いろいろとコレクション要素もありますし、2周目、3周目と長く楽しめる作品になりそうですね. 横山 ダウンロードコンテンツもご用意する予定ですし、息の長いタイトルにしていきたいですね. プレミアムBOXを購入すると『 RO 』ユーザーに大きな特典が! 『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』の2011年8月25日までの限定予約販売プレミアムBOXを購入すると『 RO 』のアイテムチケットが3種類付く. さらに、本作の発売時期には『 RO 』のゲーム内に『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』を題材にしたクエストが実装される予定となっている. そのクエストでは『 RO 』内に『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』の世界が再現され、シナリオキャラクターなどが登場. そこで請け負えるクエストをクリアーすると、アイテム報酬として"ティアドロップ[0]"がもらえるのだ. その"ティアドロップ[0]"とプレミアムBOXでもらえるアイテムのひとつ"ダークエイジ[1]"を同時に装備すると、なんとタナトスタワー 1Fから6Fまで瞬時に移動できる特殊な効果が得られるという! 『 ラグナロク~光と闇の皇女~ 』をプレイしようと思っている『 RO 』ユーザーは、プレミアムBOXの購入がオススメだ. 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