タイトルを変更しました。
と、いうわけでございます(汗)。
なぜいきなりタイトル変更を思い立ったかというと、これにはまぁいろいろございまして…早い話が周囲の圧力でございます。
最近、ある人にこう言われました。
「ダミってさぁ、巡礼者とか言っときながらホントはハッパとか遊ぶこととかが目的なんじゃないの?」
何と失礼な言葉でございましょう!この時は心の中でかなり憤慨致しました。しかしその翌日、また別の人物からこう言われました。
「お前、世界旅行はいいけど梅毒とか持ち帰るなよ?」
余計なお世話でございます。確かに現地の女性と一夜を共に過ごした経験はなくもございませんが(ヲイ)、ちゃんとつけるものはつけて行っていますから心配ありません。
そしてまたまた別の方々からも、
「日本に帰ったら尿検査やるからね」
「本物のカトリック信徒はそんなことでタクシードライバーの首絞めないよ!」
「バリ島に大麻持ってきて捕まった日本人って、ダミのことだと思ってた」
「何が巡礼者だ、この偽善者!」
「あんた、親御さんの住所は?わたしが連絡してあんたの今までの所業を報告するから!」
…わたくしはそんなに悪人に見えるのでごさいましょうか?(ハッピーメニューでラリッたことがあるとはいえ)わたくしは純粋な巡礼及び歴史と宗教の研究に来ているのでございます。しかしそれをいくらわたくしの口から説明した所で、説得力は皆無でございました。
「ブログのタイトルを変更しなさい。今のままじゃただの偽善者日記だぞ!」
最後にそう告げられ、やむなくわたくしのブログは筆者の正体をさらけ出すようなタイトルに変更することになりました。
『実力行使でございます~アジア流血巡礼紀行~』
すなわち、目的のためならどのような手段を用いてでも障壁を乗り越えるということでございます。
そしてタイトル画像も変更しました。わたくしの隣にいらっしゃるのは、『青い実はじけた』の緒方殿でございます。ちなみにこの写真を撮った店は何とジョグジャカルタのゲイバーでございますな。
あの晩はなかなか刺激的でございましたぞ、緒方殿。
ところで、今はわたくしの嫌いなシンガポールにおります。
どうもこの国の国民は役人気質でございます。細かいルールがいろいろとあるお国柄のせいか、何でも規格定規でないと気が済まないのでしょう。その規格を知らない外国人に対しては、非常に強く突っ込んできます。
「出入国カードの住所欄に、宿泊予定のホテルの名前を書いてください」
気ままなバックパッカーにそんな予定があるわけないでしょう、チャンギ空港の入国審査官!
「君、このナイフは何だ?もしかして戦闘用か!」
それはごく普通の調理ナイフでございます。あなたはわたくしをギャングスターだと思っているのですか、税関職員!
「御聖体を手で受け取る時はまず右膝を突いて天を仰いですぐに立ち上がって『アーメン』と言って、わたしの目の前で食べなさい。それを知らない君は本当にカトリック信徒か?」
わたくしの地元の教会では両手で受け取るだけでよろしいのでございますよ、神父様!
このようにシンガポール人というのは、ルールに厳格な故に滑稽なことを真顔で言う癖があるようでございます。
何事も適当なインドネシア人(特に男性)とは、こういう意味で真逆でございます。
けれど手先の器用さにこだわる日本人に近いかと言えば、そうでもない。
良い言い方をすれば、一党独裁の政府が公布した細々としたルールに従う代わりに、自由な商行為という権利を手にするシンガポール人のアイデンティティーが↑の言動に表れているのでございましょう。
何しろここは、ガムを噛めない国でございますから。しかしガム嫌いのわたくしは、唯一この部分だけシンガポールを評価しております。
しかしあの税関職員のオッサンには大いに困りました。わたくしは人と戦う時は常に素手でございます。武器など使いません。しかも繰り出す技の殆どは拳を使わないグラップリングでございますから、このダミアンは実に平和的な男と言えるでしょう(←自画自賛)。