東インドの門・一回目 | 実力行使でございます-アジア流血巡礼紀行-

東インドの門・一回目

今回のレポートは、2008年10月のことでございます。わたくしはウェストマレーシアにおりました。
目的は東南アジアの宗教混在地・マラッカへ出向くこと。何しろこの町は、東洋史において大変に重要な意味を帯びている所でございます。
まずは下の地図をご覧ください。
神々の足跡-アジア宗教研究紀行--280px-Map_of_the_Strait_of_Malacca-de.jpg
マレー半島はお分かりの通り、南のスマトラ島(インドネシア)と共に海上の壁となっています。マラッカはスマトラ島を臨むマレー半島西海岸に位置しております。
すなわちこの町は、船にとっての「門」なのでございます。
そしてマラッカがその歴史的役割をより発揮したのは、ポルトガルが口火を切った大航海時代からでございます。
神々の足跡-アジア宗教研究紀行--ファイル10001.jpg
この像の人物はお分かりでございましょうか?
日本でも有名な、聖フランシスコ・ザビエル師でございます。
ザビエル師が日本に来られる以前は、このマラッカを拠点に宣教活動をしておられました。
神々の足跡-アジア宗教研究紀行--ファイル1.jpg
こちらは英語名聖ポール教会、ポルトガル名では「丘の上のマリア教会」と申します、十六世紀のカトリック教会でございます。今は廃墟になっておりますが、それでも往年の優美さはまったく失っておりません。
名前の通り丘の上でございますから、このような美しい景色を見ることができます。
神々の足跡-アジア宗教研究紀行--ファイル10009.jpg
ここで皆様、お気づきでございましょうか?
実は今回示した画像の中で、何とも不思議な-神の啓示とも思える-現象が写し出されているものがあります。幾分小さい画像でございますから、なかなかお気づきにならないかもしれませんが…。
では、今回はこの辺りで。