明け方、ピグで遊んだりしてたら小腹がすいたのでキッチンへ漁りにいく。
めぼしいものはあまりなく(肉まん食べたかった)ファミリーパックのホームパイを発見。
とりあえずふたつゲットし部屋へ戻る。
おうちによくあるお菓子ベストテン のランクインぎりいけそうな、そのお菓子にぱくつく。
小袋ひとつぺろっと平らげて、間髪いれずにふたつめの小袋に手を伸ばす。
…あれ!ない!
知らないうちにふたつ食べたのかな…と思い、ゴミ箱を覗くとホームパイの亡骸はひとつのみ。
ホームパイを置いた場所へ目をやる。
やっぱない。
部屋をくまなく探したけど、ない。元々ひとつしか持ってきてなかったのかなとも思ったけど、私はいやしいので、ひとつだけ にしちゃうと次が欲しくなってしまうので、必ず小さいお菓子はふたつ以上///もってく。
うーん
でも脳内はふたつめのホームパイはよ!!!モードになってるので、もう一回キッチンへいく。
今度は3つゲットだぜ。
さっきひとつ消えたし、またひとつ消えちゃうかもしれないし、確実に3つ パジャマのポケットに忍ばせて自分の部屋へ。
分かりやすい場所に確実に2つホームパイを置く。
ひとつはすぐ食べるので手にもっとく!そしてすぐ食べる!
ホームパイ2つ食べる を達成した私は満足し、そして少し安心してPCに目をやる。
一服して、再びホームパイを置いた場所へ手を伸ばす。
2つ置いたはずのホームパイはひとつしかなかった。
こうゆうことはたまにあって、「今」「確実に」「そこへ置いたもの」が一瞬目を離したすきに「そこ」から消えてる。
大抵の場合どんなに探してもみつからなくて、数時間たったら 「そこ」 に置いてある。
ぼけてんじゃん!?って言われたらそれまでだけど、私はそれを小人のせいってことにしてる。
小人に会ったことはないし、ひょっとしたらなんかもっとえげつないものかもしれないけど、なんとなく小人ってことにしてる。
いたずら好きなその小人は、たまにそうやって私に意地悪をする。みたことないのでわかんないけど、多分
「もー///そうやって私の気ひいちゃうとか///ういやつめ///」
って思う私を冷ややかな目でみるのが好きなんだろうなって思う。
それを知ってるうえで「私の気をひいてかわいい///」態度で挑む私は結構大人な対応をしていると思う。やるじゃん私。
でも
今まで食べ物を隠されたことは一度もなかった。大抵は普段あまり使わないもので、なくなっても大丈夫ではないけど、超困るんですけど!みたいなことにはならない程度のものだった。
小人優しい! とか思ってた。
今まで部屋に持ち込んだお菓子は数知れず。でもお菓子を隠されることはなかった。
よっぽどお腹すいてたんだろうか。
ホームパイ かなり気にいったんだろうか。
小人をうならせるホームパイ
好きなお菓子ではあるけど、あればいっぱい食べる!けど今まで自分で買ったことはなかったホームパイ。
小人がそんなに気に入ったなら、たまに買ってみようかな。
物にも気配みたいなのがあって、今まで隠されたものたちは、必ず部屋のどこかにいる気配がしてた。
けどホームパイの気配はしない。きっと戻ってこないだろう。
小さい頃、よく母や祖母が寝る前に本を読んだりおとぎ話をしてくれたりしていた。
そのなかでひとつだけ、母の自作のお話があった。ほうきに住んでいる小さい魔女のお話だ。書いちゃいけないような気がするので書かないけど、その魔女にはちゃんと名前があった。
母の話によると、うちんちのほうきに住んでるとのことだった。
そんなの嘘じゃん と思わなかったのは、かといって 魔女いるの!?すごーい!と信じなかったのは そうゆうエッセンスが私が生きていくうえで大事なことだと幼心ながらに分かっていたからかもしれない。
私は、普通にその小さい魔女の存在を受け入れることにした。
そっから20数年経って、今
いい歳して、ゆるふわな感じでもないくせに、闇サイドに堕ちたりしちゃってたくせに、「小人が~」とか言っちゃってるのは
前回の記事で「ちゃんとみる」ことについてほざいてたけど次の記事でこんなこと書いちゃってるのは
きっと、あの小さい魔女からのおくりもの なんだろうな。