79歳のオバアが桜を見たがりました。てっきり、円山公園の枝垂桜を見に行くかと思いきや、円山公園の先代「祇園しだれ」と姉妹木の 地蔵禅院のシダレザクラを見たがりました。享保十二年(1727)に植樹されて、三百年近くも生きているのには驚きます。

JR玉水駅からは、徒歩20分はかかると思う。新庁舎の井手町役場を横切って、大正池方面に進む。途中、道が狭くなったら、左に折れる道があるので、左山手に上るとある。駐車料金、入山料金は無料だが、すれ違いに苦労する道です。

高台から見ると、黄色〇が井手町新庁舎になっています。

国道24号線の玉水橋近くの桜です。ここの桜は綺麗なのだが、駐車場が無くて、道端に停車して撮影するしかありません。

場所を移動して、蟹満寺の駐車場の桜を見ました。寺はここから東にあるのだが、不思議な逸話があります。今昔物語第十六にある話しです。山城国「ここでは、宇治平等院~東大寺大仏殿の中間の地」で、娘が蟹を持っている男を見かけた。娘はカニを助けるために、家の魚を男に渡した。蟹を貰った娘は、カニを川に放流した。娘の祖父が、毒蛇が蛙を飲み込む姿を見かける。思わず、「蛙を助けたなら、娘を嫁に差し上げる。」なんて口走った。蛇は蛙を放した。その後、五位の姿をした人の姿、中身は毒蛇なのだが、娘をもらい受けにやってきた。祖父は三日後に来るよう時間稼ぎをするのだが、倉代、物置に娘を隠して戸を閉じたために、毒蛇は激怒した。そうすると、助けた蟹がたくさんやってきて、毒蛇を攻撃した。翌朝になると、たくさんの蟹の死骸と、カニのハサミで刺殺された毒蛇の死体があった。そこで、毒蛇と蟹の供養のために、紙幡(かみはた)寺を建立した話しですな!

一応、蟹満寺は五百円で本尊は見れるが、わざわざ見るものではない。ここでも、中国人がドレスを着て撮影していた。なお、蟹満寺は、蟹供養の日には、蟹道楽など、蟹料理の経営者や、漁業関係者が参列する寺となっている。

これは、蟹満寺駐車場の南、国道24号線の東側の桃の花です。これを見るのが好きで、車を横づけにして鑑賞しました。

この桜は、近鉄富野荘駅~新田辺駅の中間の城陽市側の堤防から桜を撮影しました。近鉄電車との撮影です。山城大橋東詰めから流れ橋方面に自転車で走らせるとあります。道を知っていれば、堤防に乗り入れも出来ます。そうしている内に、日が暮れました。動画を載せようとしたのだが、「エラーが発生しました。時間を置いてからお試しください。」これが何回も出て、復旧する見込みがないので、今回はクラシック無しになりますな!