9月10日に、クローズアップ現代に放映された、たこやきくくる、白ハト食品工業社長、永尾俊一氏の人材育成に、ネットで批判が集中している。概要はこうである。道頓堀などでたこ焼きチェーンを展開している「くくる」では、売り上げが前年に比べて、売り上げが三割に減少していた。そこで、打開策のために、26歳の女子社員に、タコ飯のメニュー開発を任せたそうである。メニュー開発試食会で、社長が試食する。タコに芯が残っている。タコの持ち味が生かせていない。それに追い打ちをかけて、「この体制で、100人~200人に提供できるのか?」と叱責。とどめにこうである。「カメラ止めてもらってよいですか?」と断りを入れて、「お料理ごっこをやっているんじゃない。」「ド素人か?」「何年やっとん!?」と社員を𠮟責。後ろ姿ではあるが女子社員は泣いていた。一か月後に、試行錯誤の後、社長から合格点を貰って、若手社員の成長過程などとNHKで称賛するような番組であったが、これに対して、ブラック企業に免疫のない人からは批判殺到したそうな!理由は、「こき下ろして、後で称賛するのは、洗脳の一種。」とか、「そんなこと、社長のてめえが考えろや!」とか、「ここのたこ焼きは二度と食べない。」と言った具合ですな!

ただ、この永尾俊一社長の迷言がこれ。「社員が主人公になれ。」だな!主人公になれるのなら、とっくにそうしてるわい!と言った具合。実際に、宇治市の隣の城陽市近鉄富野荘駅近くで、月六万円程度のテナント料金を支払って商売している人もいる。たこすけですな!

これなら、メニュー開発に必死になるし、必死に働くし、リターンがすべて自分に返ってくるから、この言葉を実践しますな!だが、くくるにしがみついている人は、そこまでの根性もないし、そこまでの覚悟もないし、そこまでの気力もない。と言うのは、経験的に言えることは、新たな道にチャレンジできるのは、30歳まででして、35歳を過ぎると、気力、体力、精神力、忍耐力が減少しがちでして、40歳を過ぎると、新しいことも覚えられないし、できないし、チャレンジできないですな!

くくるではないのだが、2013年に、奈良市もちいどの商店街で、米粉たこ焼き 莉空なんてあったのだが、やはり、中途半端だと、客がつかないし、どれほど、産経新聞、パープル四月号、毎日新聞、三重テレビ、ゆうドキッに紹介されても、たった、一年二か月で閉店ですな!

https://ameblo.jp/takoyakirikuu/entry-11770574772.html

と言うのは、外食産業と言うのは、下りエスカレーターに乗るようなものでして、何もしなければ、どんどん下に落とされていく。一日十二時間以上労働、休み一か月に四日の間に、新たな限定メニュー開発しなければ、取り残される業界ですな!くくるではないのだが、ある大手外食産業なんかは、高卒は四国、九州、沖縄、離島からの採用です。と言うのは、地元ではブラック企業で有名なので、誰も行かない。地方での採用面接では、「道頓堀で毎日遊べる!」だの、「刺激の多い生活!」だの、「独立すれば、高収入!」なんて甘言を言うのだが、笑ったのが、研修期間の五日間に高卒40人の内、既に5人抜ける。半年後には10人になる。一年後には1人になる。大卒は5人採用なのだが、最初に半年後に1人抜ける。4人になるのだが、そこから、要る人と要らない人に分ける。普通は1人要る人、3人要らない人でして、こんな感じでパワハラして、辞めさすように仕向ける。コロナウイルス下での外食産業の事業所点検が苦痛でして、だいたい二か月に一回やってくる。取締役社長の子飼いの役員がズラズラやってきて、掃除の不備などいちゃもんを付けられる。とどめはこうである。「前年比に比べて売り上げが二割になっているのはどうしてか?」ここで店長は、コロナウイルスのせいにしてはいけない。あくまでも、自分の力量不足の説明をしないと、会社に生き残れない。そこで打開策を言わなければなりませんな!多分、くくるでは、ここで新メニュータコ飯開発案が出たと想定される。持ち帰り、テイクアウトなんて答える店長は、ただのお馬鹿さんですな!自分が考えることは、皆も考える。よって、そこで、誰もが考えない案で、自社の売り上げ貢献する人が事業統括部長になれるのだが、自身は、こんな給料、パワハラであほらしくてやってられるかでドロップアウトしたのが25歳で、路頭に迷いましたな!外食産業は就活でも、〇〇国際大学、〇〇学院大学、〇〇学園大学、〇〇産業大学、俗にいう、Fラン、BFランク、誰でも入れる大卒ばかりでした。外食でなくても、引っ越し、スーパー、100均一、消費者金融、先物取引、飛び込み営業職、不動産住宅販売が主な就職先でしたな!皆、三年で退職して、26歳を過ぎる頃には年賀状も来なくなったな!

コロナウイルスでも儲けている所もある。大手筋アーケード近く、近鉄桃山御陵前駅西側の大黒ラーメンである。うまさで言えば、近鉄ガード下の大中ラーメンと同ランクなのだが、最近、店の隣に車三台停められるのはいつものことだが、大黒ラーメンの右手南側の住宅隣にも三台車を停めるよう従業員に誘導される。店主の家なのかは知らないのだが、こうやって売り上げの確保に必死ですな!ここのチャーハンは大してうまくないのだが、240円なので、つい注文してしまう。ラーメンは530円からでして、画像のチャーシュー麺は680円です。次に一が月以内に来店すれば、100円割引券まで使える。

売り上げのあかんたこ焼き店はこうなるのだが、大手筋はお好み焼き、焼きそば、たこ焼きの売り上げ戦争となっている。これが、外食産業は下りエスカレーターと呼ばれる所以である。しかも、大手外食産業では、毎年40人入社して、高卒大卒問わず、三年で九割は退職する。

久々に大手筋を歩いたのだが、コロナウイルスの今は、たい焼き戦争になっていた。ここでも一人勝ちしているのはここですな!

久しぶりにおやつ村に来たのだが、たこ焼きばかりが大盛況のようでして、人が並んでいた。たこやき六個350円、お好み焼きが450円でして、低価格ながら、そこそこの味を出している店です。ただ、ここで働くとなれば、時給千円でして、ここから計算すれば、社員となれば、月手取り12万円が基本でして、労働時間を増やせば手取りが増えると言った具合です。

おやつ村でたい焼き130円×4匹=520円を買って、近くのイズミヤのフードコーナーで食べたのだが、大黒ラーメン、チャーハンでたい焼き二匹が限界です。あと二匹は76歳のオバアが食べました。話しはクローズアップ現代に戻るが、もし、就活しているとしたら、私なら外食産業全般はブラック企業なので就職しないに限りますな!こんな具合です。