私の母は天然です。


天然の概念は実際のところよくわからないけど、


生まれたままの真っ直ぐな性格で、


打算がない人をそう呼ぶなら、


母はまさに天然。


悪い意味で言うと、場の空気が読めない人。


もしくは思ったことをそのまま口に出しちゃう人。


でも悪い人ではないし、悪意がないこともわかるから


笑える時もあるけど、イラッとくる時もある。


けど、なぜか憎めないのです。


小学生の頃はあまりにも頼りない母に対して、


なんでうちは他のお母さんと違うのか?と真剣に考えたこともあったけど、


慣れてしまえば、こちらがしっかりすればいいだけの話で、


大人になった今は、笑ってしまえる余裕も出てきました。



それでこの間の話。



お風呂の準備をしていた私に向かって、


母「アレ!アレ入れて!」


私「アレ???」


母「アレよアレ!ダバ!!」(顔はものすごく真剣)


私「ダバ!?」


母「間違えた!ダブ!」(まだまだ真剣)


私「違うでしょー?笑」(この辺りで言いたいことは伝わった)


母「わかった!ジャバ!!!」


私「お風呂入る前に洗っちゃうの?笑」


母「もうわからん!!!」 (軽く逆ギレ)


私「バブでしょう?」


母「そう!それ!!!早く言ってよ!」



母は入浴剤の「バブ」のことを言いたかったらしいですが、


「バブ」がちっとも出てこなかったのです。


「ダバ」や「ダブ」、「ジャバ」がどこから出てきたかは謎です。


こんなような会話が、日々の生活の中で多々あります。


退屈はしません。


ツッコミの練習になるかもしれません。


でも、こういうことが毎日となると・・・。


結婚して35年になる父は忍耐強いと感心すること然り。