VARIん時国会
昨日から今日にかけて、我が国の国会はまるで児童向け漫画でも見るかのような展開を見せた。
以前から僕はこのブログでもチラチラと触れているとおり、民主党という政党に昔から疑念を抱いていた。前回の民主圧勝の選挙の折は民主党に投票した人を「愚か者」とさえ呼んだ(その後、様々な方からお叱りや注意を受けました。謝罪します)。
そして今、我が国の「友愛」与党である民主党は審議する時間を充分に与えず、いったい誰のためなのかわからない「スピード成立」を目指して(?)、強行採決という「友愛」も何も聞いて飽きれる国会運営を行っている。
一応この国の大多数の「政治に関して無関心」な方々の為に、今の臨時国会で提出されている閣法(内閣提出法律案)←よくニュースに出てくる12の議案をここに抜粋。
1. 一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案
2. 特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案
3. 国家公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案
4. 裁判官の報酬等に関する法律等の一部を改正する法律案
5. 検察官の俸給等に関する法律等の一部を改正する法律案
6. 裁判官の育児休業に関する法律の一部を改正する法律案
7. 新型インフルエンザ予防接種による健康被害の救済等に関する特別措置法案
8. 独立行政法人地域医療機能推進機構法案
9. 防衛省の職員の給与等に関する法律等の一部を改正する法律案
10. 日本郵政株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の株式の処分の停止等に関する法律案
11. 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案
12. 国際連合安全保障理事会決議第千八百七十四号等を踏まえ我が国が実施する貨物検査等に関する特別措置法案
こんな感じ。19日に話題になったヤツが11、今回一番の目玉が10ですね。で、昨日(20日)4,5,6,7は各委員会で可決済み。残ったヤツは、ニュースでやってた通りの急な見送り。モラトリアム法案(とか言われてる時点で終わってるけど)の強行採決もいきなりなら、急な失速もいきなり。前夜の強行採決が、さすがのマスコミにもぶっ叩かれにぶっ叩かれたので、慌てまくった小沢一郎の舵取りも精彩を欠くグダグダな結果に。
想像するに、きっと小沢は強行採決を望んでなかっただろうし、自身にはそれが出来るシナリオもあったはずだ。それが出来なかったのはひとえにその実働隊の能力・経験の低さ。それが露呈したのが、今回の一件の原因ではないだろうか。
俺が民主党という政党に政権を取ってほしくなかった理由はそこである。「能力・経験の低さ」。彼ら野党第一党になったあたりから、妙に臭っていた「反対のための反対」「ただただ自民憎しという気質」が俺は大嫌いなのだ。
別に自民党が好きなわけじゃない。今の国民の政治に対する無関心を育んできたのは、間違いなく自民の失政の数々であると思うし、なによりちょっとダーティが過ぎたしね。だが、彼らには戦後の日本の国家運営を担って来たという「経験」があり、今のこの100年に一度…人によっては500年に一度ともいう大混乱期には経験者の安定した舵取りというのが、何よりも重要だと思うからだ。
そもそも「政治をクリーンに」という考えがわけがわからん話であって、何を根拠にそれが支持されているのかがわからない。良い仕事出来るならどんな金や利権に汚くてもありだろう。大体が他の業界でも「完璧にクリーンな業界」ってあんの?俺にはただのイタチごっこにしか思えないし、他にやることあるだろうって思っちゃうんだけど。
「変化」というと聞こえは良い。何かが起こりそうな「期待」に懸けるのも悪くはないだろう。民主にだって志の高い能力のある政治家もいることでしょう。でもね「今」じゃなかったと思うんだ。「今」はね、本当に世界史に後々載るような時代のど真ん中なんですよ。たしかに革命は必要なんだが、それは決してただ与党を罵倒することしかしない政党に政権を渡すために、見た目がちょっと良い政治力ゼロの悲劇の薬害ヒロインを国会に送り込むことではなかったんですよ。
そして、最も悪いのは、この段に至ってもなんにも思わない我々国民の大多数なんですよ。
散々偉そうに書きましたが、キリもないし、半人前の自分が生意気言い過ぎるのも如何かと思いますので、今日はこの辺で。
例えるなら民主党はね、「デビューが最終目的のバンド」みたいなモンですよ。
その後が描けない。そんな輩をヒットチャートに送ってるようなモンですよ。
追記:今回話題のニュースのメインキャラである小沢一郎、亀井静香、そして首相・鳩山由紀夫は共に「自民党出身者」であることは、実はかなり重要だ。いわば今のこの状況は「もうひとつ自民政権」でしかないんですよ。さぁこの状況に「純粋民主くん」は付いて来れるかな。
