広島への旅の話その13 | 航海する敷き詰め草

広島への旅の話その13
















一応、坂本龍馬記念館?でしたかね?行ってはみたんですけど、そう触手は伸びず、特に何とも思わなかった。



この後の記事にて写真を載せるお好み焼き屋さんの女将さんは、多分に漏れず司馬さんの『竜馬がゆく』をリアルタイムで読まれた方で龍馬ファンでした。



で、余りにも司馬さんが坂本龍馬を巨大な虚像にしてしまい、確かに凄い人なんだけど神仏化して考えてる人も居たりして、一歩引いた所から自分は見てます……みたいな事を伝える。

坂本龍馬一人が徳川幕府を倒した訳でも、今の世の中の基礎を創った訳でもない。

中岡慎太郎さんはもっと評価されるべきだし、あの時出て来た歴史上の人物、偉人達すべての絡みで維新は成った。



『竜馬がゆく』は読みましたけど、龍馬さんより龍馬さんを引き上げた勝先生が凄いって自分は思いましたもんね。



女将さん、少しムッとされた顔されましたけど、命日には我こそは坂本龍馬の生まれ変わりてある!って人達(複数)が『ぜよ〜ぜよ〜』って言いながら京都の街に出て来るんだとか。



アホかと。



あの人絶対悪い人だったもん。

ヤクザと変わらん。

紀州御三家ゆすって金獲って、尚且つ懐にピストル仕込んでるとか、もう反社やん。



調べるといろは丸事件では龍馬さん側に非があるそうだけど、万国公法とか新兵器持ち出して世論を捻じ曲げて、積んでもいないミニェール銃四千丁分と船の代金支払わせた。



……海賊かよと。



でも短絡的に、どうずれば一番近道して事を成すか成せるかを、時勢の常識で計らず考え実行出来た希少な人物だったと思います。

日本が維新を成す為に、天から選ばれた人物の一人ですよね。

坂本龍馬の残された手紙を読み解くと、どうも自分の天命を知ってる節があるのだとか。



まあそんな人物達が滞在した鞆を散策しました。



つづく。



航【2ORIGINAL】