【銀塩カメラ】に命を吹き込む…の話 | 航海する敷き詰め草

【銀塩カメラ】に命を吹き込む…の話








【銀塩カメラ】

銀塩カメラとは、デジタルカメラが一般的になる前に使われていたカメラ。
いわゆる「フィルムカメラ」のこと。






どうも。



仕事に行く前に自転車に乗ったんですけど、一応目的があった。

手元にある『 Olympus  pen 』用のフィルム を買いたかったから。

カメラ屋を調べずに諫早の街へと下る。



何時もの如くトラスタ経由。



トラスタ補助競技場脇から裏道へと抜ける。

県道55を横切り、魚荘横の急坂を下って本明川に出る。

本明川沿いにアーケードの方へと向かい、アーケードから途中左へと折れ裏道に。



けっこう、ここの雰囲気好きだな。



渋い喫茶店発見。

喫茶店角を右に折れて、再び県道55沿いのセブンへと。

コーヒー飲みながら、Googleに頼る。



今までアーケードや諫早市内を散々バイクで散策したが、カメラ屋さんを見掛けた記憶が無かったから。

Google先生曰く、R57に面したバッティングセンター横に『カメラのキタムラ』が在るらしい。

どうも此処が現在地から一番近い。



元パルファン前の横断歩道を渡り、途中からまた裏道へ入る。



その昔は防衛上堀の役割であったろう、水路脇の通りへと入る。

此処は以前も通った事がある。

裏道裏道と、とにかく車を避けて通る。



それもあるが、細い路地、裏道は発見があり面白い。



月曜日に、長崎市の蛍茶屋付近から裏道を案内されて通ったけど、ホントに面白かった。

こんな所があるのかと。

発見の連続だった。



面白い、楽しいと感じたのは…それだけじゃ無いのだけれども。



上山の横を下り、半造川沿いのサイクリングロードに乗る。

諫早で好きな道の一つ。

程無くカメラのキタムラに到着。



店内へと入る。



『……あった!』



種類が少なくはあるが、まだフィルムを置いてある。

とりあえず一番安い24枚撮りの100を購入。

フィルムが置いてあるから大丈夫だろうと思うが、一応店員さんに現像が出来るか聞いてみる。



『出来ますよ』



『フィルムを置いてても、最近は出来ない店も在りますね』



…もう、銀塩カメラは絶滅危惧種なんだよね。

でも、このカメラが俺の手元に来たのには訳がある筈だ。

だから引き取った。



一番最初にシャッターを切りたい被写体は決めている。



それが叶うのかは解らない。



物凄く深い靄の中に居て

目を凝らしても見えづらく

手探りで必死に探しても

掴めるのかさえ不確かなモノ。



もしシャッターを切れたなら



切れたその日その時



Olympusが瞬きをしたその瞬間に



自分の心も決まる気がする。



西日で眩しい半造川沿いを再び走り、寮に戻りました。



航【2ORIGINAL】