日曜日、インド北西部 パンジャーブ州の都市アムリトサルに行った。
ここには、スィク教徒の総本山、黄金寺院ダルバール・サーヒブがあって、
日曜ということもあり、大勢のスィク教徒と観光客が来ていた。
早速、寺院の受付に靴を預けて、裸足になって入った。
大きな人口池が目の前に広がっている。きれいだ。
その人口池の中央の聖堂に聖典が祀られているらしい。
その聖典を一目見ようと聖堂に向かって長蛇の列が出来ていた。
40度を越える炎天下、並ぶ気にならず、適当に一回りしたら帰ろうと思ったのに、
案内してくれた会社のインド人が、寺院の衛兵風の人に、途中から潜り込ませて欲しいと、交渉し始めていた。
聖地で、はるばる遠くから来た敬虔な教徒たちがいるにもかかわらず、
興味本位の一見さんが、ズルしていいのか!!
そんな交渉するな、もういいから別の場所に行こうと何度も言ったけど、
そのインド人は、お願いですから、もう少し待って下さい。時間を下さいと言って・・・。
最後には、寺院のお偉いさんがいる部屋にまで嘆願に行き、
長蛇の列の途中に潜り込めるようにしてもらった。
炎天下にもかかわらず、生真面目に並んでいる敬虔なスィク教徒達の中に、
興味本位の一見さんが割り込んだ。
これでいいのか?!
信仰心がなくても、良心は持っている。後ろめたい。
聖典に辿り着いた時、すみませんでした、と心の中で謝罪した。
黄金寺院では、訪れた人達すべてに、無償で食事が与えられる。
人口池で沐浴して、無償の食事を摂り、ここで祈り続ける人も多いらしい。
食事は、もらわなかった。あたるかもしれないから・・・。
信仰心はないけど、ここには、涼しくなったら、また来たいと思った。
その時は、ちゃんと並んで聖典拝領する。