昔は夜の長さが嫌だった。

でも今は夜の短さが酷く悲しい。

昔は夜の闇が怖かった。

でも今は夜の闇こそ安らぐ。

今でも変わらないのは深夜に走る車の音を聞くと安心すると言う事だ。

鉄塔の赤いランプが明滅するのを見て命を感じる事も変わらない。

私の中での変わった事と変わらなかった事。

その境界線はいったい何時だったのか。

そんな事を深く考えるのはとても良い夜の事だ。