夜の駅は明るい。

ホームの先端の向こう側。

電車の信号だけが見える様な駅に立つと。

世界がそこで終わってしまったかの様に感じる。

闇の中に存在する信号機。

あちら側へ誘われているような。

夜の海の様な無限の広がりを感じさせながら。

とても静かに私達を引きずり込む。

世界は闇から始まっているならば、そこは真実に世界。

無を感じる事は不可能。

ならばそれは真実。

身近な所にも心を引き込まれる様な闇は、真実は拡がっている。