久しぶりに作品中で人が殺されない小説を読んだ。


こういった話は素直に感情移入出来ていい。


登場人物の感情に影響されながら自分の人生をフラッシュバックさせる。


戻れない時間が尊いものであるならば。


これからの時間も今も同じくらい尊いものである。


人は死ぬまで恋することを止めないだろうし。


過去のある時点に戻って恋することもあるだろう。


例え人の恋をバカにするしか能の無い人間が居てもそれは変わらない様に思う。


雫井脩介という人の文章は心の中に滑り込んでくる。


躊躇する間もなく登場人物を見ることが出来るし、自分を重ねることもできる。


この作品も人を好きにならなければ出会えなかった。


作品自体は知っていたけど読むことは無かったと思う。


何時の時点でも出会いはとても大切で。


でも相手が自分に出会って居ない可能性を示唆してくれたこの作品に感謝です。