今日は僕の豊富な日本語の語彙能力をもとに、我が家の最近を振り返ってみよう。
「パパの足が痛い痛いねぇ。」
そうなのだ。なんか杖ついて歩いているパパだけど、足が痛い痛いなのだ。僕は知っている。ママからさんざん聞かされた。なので、パパの足には近づかないことにしている。
パパと遊んでいるときに、反抗期に突入した僕は、ふざけてヤダヤダ言うのだけれど、一連のお約束でぼくがあまりにもヤダヤダ言ってると、途中でパパがえんえん泣き出してしまう。そのとき、僕はすかさずこう言ってやるのさ。「ぱぱ、ないちゃったねぇ。ないちゃった」
パパが泣くのが面白いので、何度も何度も泣きまねをさせるけどね。そのうち泣きまねが面倒くさくなるのか、パパは怒って僕の体をくすぐってくる。デリケートな体なんだから、まじやめてほしい。
「ごっはん」 ってみんな知ってるかな。そうお百姓さんが一生懸命作ってくれたあの白くてつやつやした元気の源だよね。僕はあまりにもごっはんが好き過ぎて、力がこもった発音になるんだよね。だからつい余計な「っ」がはさまる。 「ごっはん、もいっかい!」 と言うと、ばあばやよその大人たちは、いっぱい食べるねえってほめてくれるのに、ママはちょっと引き気味なのがおもしろい。僕はいっぱい食べるよ。パパよりお腹がでてきたけどね。せんべ、なっと、のり、などもじょうずに言える。ママの顔にいっぱいのりがついていて、それを指摘したら、それはほくろと言うものらしく、のりが飛び散ったわけではないそうだ。ママはショックを受けていた。
無敵と思える食事のボキャブラリーだが、どんなにヨーグルトと言っても、これはパパママともに理解してくれない。耳が悪いんだろうな。30年以上も生きていると。
「ぱぱのはなは?ちゅんのおへそは?」 の遊びをパパが教えてくれた。最近、パパはよく僕の体のパーツを食べにくる。ぱくぱく、とか言って。 デリケートな僕の体はどこをさわられても反応してしまうのだけれど、ついしゅんの耳は?と聞かれると、親譲りで小ぶりな僕の耳たぶをさわってしまうんだよ。すると、すかさず、パパがあった!とか言いながら、ぱくぱく僕の耳を食べちゃうわけ。これがくせになるんだよね。
でも人間の体って不思議だらけで、ほっぺは?と聞かれたときと、あごは?と聞かれたときはほとんど同じところをさわるんだよね。あと、「おなか」と「せなか」はあまりにもまぎらわしいね。つい僕はせなかと聞かれても、自慢のぽんぽこりんのおなかを差し出してしまい、こっちはおなか!、せなかはうら!とパパのくすぐりを受けてしまうんだよね。
たのしかった? たのしかった。 おいしかった? おいしかった。
だいたい聞かれた質問にはこう答える。本当に楽しかった、おいしかったのかって?
うん、たぶん。ちょっとオウム返しに答えているだけのこともあると思うけど!
いろんなひとに「お話し、じょうずねぇ」って言われる。
あったりまえだい。と思っている。だって、あさってで2歳だもん!!