腹減ったー、腰痛いー、傷口痛いー。
先ほど、午前10時に飲んだスポーツドリンク以来の水がどんなハチミツよりも甘くてうまかった。
8時ころ、今日オペと聞かされる。ただし混み合っていて何時になるか分からないとも。
したがってその時点で、朝食抜き。昼食ももちろんなし。
で、一時ころかなとか言われた割に、二時になっても三時になっても何も起こらない。ドキドキ感だけが募る。ついにはまちくたびれてふて寝した。
起きたら3時50分。一度は、蒲原さんの順番はあと二人先だから、はやくても六時かなとか言われたのに、すぐさま手術室から電話があり、いまから来てくれと。1605手術室入室が決定。決まるときはこんなもの。
心の準備をもう一度し直して、いざ。
生まれてはじめての全身麻酔。そのあときもちわるくなったりしたけど、こりゃ楽だわ。点滴で麻酔が入ってくるのがちょっと痛みがあるなと思ってたら、なんか意識がシャットダウンされた感じ。いや、普段の睡眠がシャットダウンなら、いきなりコンセントを抜かれた感じか。
見てた夢すら覚えてない。次の瞬間には、手術台からベッドに移され、酸素マスクとか、心電図見る電極とか、手術を受けた患者の三種の神器がフル装備されてた。
とにかく麻酔の残った感じが気持ち悪くて、嘔吐。といってもなんも吐くものないの!
で、まだ傷口は痛くなかったんだけど、無理やり眠った。気持ち悪い中で先生が言ってたのは、術後、つまり今日から歩けるようになるまで一週間。それまでベッドから出られないと。
耳を疑った。そんなのないじゃん。だけどいまは気持ち悪いのが先。それ聞いて余計に気持ち悪くなる。
まずは眠る。妻と母にも帰ってもらう。
起きたら先生がいたのか。先生に起こされたのか。その辺はよく分からないけど、なんだかレントゲンをよーく見てくれたらしい。そしたら、手術がうまくいったので、明日から歩いていいですよとのこと! なんでも、ボルトを一本で固定しようと予定していたが、骨盤が大きくて二本つけることができたのが良かったらしい。大きな身体に産んでくれて、お母さんありがとう。これで変な角度に右足の付け根を曲げさえしなければ、うんこもしていいらしい。外で電話もできるだろう。
明日になれば、ベッドから脱出だ。すでに肩、腰、背中のこりは限界に近い。
人間の身体は、胴体が中心でそこに頭部と四肢がついている、生えているってことを実感させられる。この胴体ですべてを支えるというのは無理がある。だから胴体をずーっと横たえているのはおかしい。そのおかしいことをやっとる。
普通に生きていることにもっと感謝しなくてはならない。両手さん、両足さん、明日からもよろしくね。そして、少しでも胴体さんが痛まないようにみんなで今晩は体を支えて寝ようね…。
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