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vapesick公式ブログ

E-Juiceブランド「VapeSick」公式ブログです

こんばんは、シッキーです。

引き続き台湾にいます。今日知ったのですが、台湾はどうやら今日で一年が終わり。仕事納めです。明日から九日間は正月休みに。現地スタッフもどこか足が浮いているような、年末独特の雰囲気です。自然と僕まで浮き足立ってしまいますが、ふと現実に戻ると、帰国後死ぬほど仕事が待っているんだよなあ。

まあ、年末気分を一年で二度味わえたわけですから、得をしたというべきか。明日のことは明日考えるとして、今回は目的を果たせたし収穫もあったので、短いながらも非常に有意義な訪台でした。今後のVapeSickの活動もさらに活発になっていくことでしょう。というわけで明日、日本に帰ります。

ところで昨日の記事に書いた「台湾の男性はなぜ平気でげっぷやおならをするのか」という疑問について現地のスタッフに訊いてみたところ、「出るからじゃない?」という答えが返ってきました。

どうやら彼らはただただ自然体なだけのようですが、通訳(女性)いわく「私は(台湾男性がそういうことをするのが)嫌ですけど、平気な女性もたくさんいます」とのこと。

これでもやもやが一つ晴れました。

さて、今日はまったり過ごそうと思ったのですが、会議の後は新しいE-Juiceのヒントを探しに出掛けたりオフィスの掃除をしたりと、なんだかんだ忙しい一日に。相変わらず黙っていられない性分です。

帰国後は間もなくしていくつかのラインナップをリストックできるかと思います。次いで、新作のリリースにもそろそろ漕ぎ着けそうです。

その他にも色々とありますが、追い追い発表していきたいと思います。

あ、そうそう。台湾の人々は口を揃えて「寒い寒い」というのですが、車の中や部屋の中で冷房をつけているのはどういうことなんでしょうかね。

ああ、また一つもやもやが増えてしまった。。


こんばんは、シッキーです。

またまた台湾に来ています。
今回は打ち合わせと視察だけなので一人旅。この土地にもずいぶんと慣れてきました。

今日はVapeとは関係ないのですが、これから台湾に出掛けようという方のために、旅行嫌いな僕が台湾旅行について感じることをいくつかお話ししようと思います。

◼︎日本との違いについて
台湾は比較的日本と似ており、インフラもまずまず整っているので、過ごしやすいといえば過ごしやすいです。海外免疫バッチリのhitomiも言っていましたが、トイレは清潔だしシャワーではちゃんとお湯も出るので、海外旅行先としてはeasyな方みたいですね。

それでもやっぱり戸惑うのは、トイレ。
ウォシュレットは基本ありませんし(台北のホテルにはあったかも)、何せ紙をトイレに流してはいけないというのが共通ルール。ではどうするのかというと、使用済みの紙は便器のそばに置いてあるゴミ箱へと投入します。これ、僕としては一番きついですね。ここを克服できれば台湾旅行は一気に簡単になるかと思います。主観ですけど。

あと、シャワーの水は飲めないので、口にふくんではいけないよと最初に現地人から忠告されました。それでもつい癖でシャワーを浴びる時にやってしまう。今のところお腹は壊していません。

あとはタバコ。屋内で喫煙してはいけないという法律があるので、喫煙時は外に出ます。これはホテルでも飲食店でも同じ。まぁ、現地の人は「誰も見てなきゃ大丈夫」みたいなラフさですが、我々は旅人。現地人と同じ振る舞いはするなかれ--ですよね。

それ以外では、車の走行ラインが日本とは逆というくらいでしょうか。今のところこれ以外であまり大きな違いは感じられません。

◼︎治安
治安も気になるところですが、やはり日本とあまり変わらないような気がします。みんな運転が乱暴なので交通上でのトラブルは多いらしいですが、事故やトラブルの現場はまだ一度も目にしていません。

友人が「台中はマフィアの街なんだ」と教えてくれましたが、街の印象としては至って普通。少なくとも新宿やアメ村よりピースフル。百貨店の中なんて、日本の高島屋とか伊勢丹なんかと何も変わりません。

そして台北の夜の街を歩いていると、変な客引きのおばさん達から「社長!カラオケ!女の子!すっぽんぽん!」と意味のわからない日本語でたくさん声をかけられますが、歌舞伎町の客引きに比べれば可愛いもんです。

ちなみに台湾では日本のようなおおっぴらな風俗産業はないらしく、そういう遊びがしたいのなら法律の目をかいくぐっていかがわしい場所へと行くしかないとか。君子危うきに近寄らず。

台南はめちゃ安全。忘れ物をしても親切に届けてくれるくらい。まぁ、だからといって油断は禁物ですけども。

◼︎言語
英語はほとんど通じないと思っておいた方がいいかもしれません。それでも僕は海外ということで、誰かに声をかけるときはまず英語で話しかけてみるのですが、10回中一回通じればいいという程度。もう面倒なので日本語で話しちゃったりしますが、案外日本語の方が通じるかも。

ちなみに台湾の言語は中国語ですが、地域によって方言があり、台南の方言は台北の人に通じないとか。
中国語は難しいですよね。僕はガンペー(乾杯)とシェシェ(ありがとう)、ニーハオ(こんにちは)、ハウツー(おいしい)、ビジョ(ビール)くらいしか分かりませんが、それでも何とかなってます。

外国人と話すときにいつも思いますが、言語を話せるかどうかよりも、ダメ元で色々試してみる楽観さがあればたいてい何とかなりますよね。ビジネスの小難しい話をする時はいつも通訳をつけてますけど。

◼︎物価
台北の物価は日本とほとんど変わらない印象です。実際、所得等もほとんど日本と同じくらいらしいですね。

一方、南に行くにつれて物価は安くなっていき、台南では所得も半分くらい。ただ、そもそも台南では立派なお店というのがあまりないので、お金の使い道もあまりありません。僕が台南でした一番高い買い物はギターだろうか。こっちにきた時用にオフィスに置いてあります。それ以外ではアディダスのジャージくらいかなあ。とにかく買い物がしたいのなら台中以北ですね。というか、欲しいものは日本で買えばいいと思います。

◼︎気質
台湾の人はとても親切で、とにかく気取りません。僕はそれがとても気に入っています。日本では一人で鼻歌を歌って歩いていると怪訝な目で見られますが、こっちではそんなこともありません。ですから僕は基本的に鼻歌を歌ったり独り言言ったりしながら歩いています。たまに目が合った人に「ニーハオ!(にこ)」なんてやっても、事案は発生しません。

「台湾の人は愛嬌があって親切だね」なんて現地の友人に言ったところ、「旅行者にはね」と返されました。なるほど。日本人もそういうところありますよね。北海道に旅行していると思えばいいだろうか。実際僕にとって、北海道に行くのも台湾に行くのも気持ちとしてはあまり変わりません。

ただ一点気になるのが、こっちの人は人前でも平気でゲップをしたり屁をこいたりします。日本ではマナー違反。これをどう受け止めればいいのかよく分かりません。明日、通訳越しに現地のパートナーに訊いてみようと思います。

◼︎食事
食事は僕の一番気になるところ。台湾はグルメの国として紹介されることが多いですが、やっぱり日本にはどうしても見劣りします。
東京ではうまい和食、中華、イタリア料理、フランス料理、タイ料理、なんでも最高品質の店を見つけるのは容易ですが、台湾ではさすがにそうはいきません。

ただ、発見はあります。ここは思い切り視点を変えて、食べ物を楽しむというよりは、料理の新しいヒントを得るために台湾の食を楽しみたい。受け身で食事を楽しむなら、やはり日本が最強でしょう。

ちょっと面白いのが、台湾では牛肉料理をよく目にしますが、中にはその日の朝に屠殺した牛の肉を使っている店があるということ。そして彼らは「この牛肉は新鮮なんだよ!」と自慢げに言います。

日本では普通、うまみを増すために肉をある程度熟成させますよね。魚の干物然り。

「肉は熟成させるもの」という先入観をもって挑むと「本当にうまいのか?」と疑心暗鬼になってしまいますが、これはこれでうまいです。

熟成させた肉よりも淡白ですが、口当たりが柔らかく、まぁ、言うなればユッケの楽しみ方。こっちでは新鮮な肉を鍋に入れることが多いようですが。
肉のドリップは臭みと腐敗の原因でしかありませんが、新鮮な肉だったらそれすらも甘みになる。これは熟成肉とはまた違う趣きなので、別物と考えるべきでしょう。

というわけで、感じたことをとりとめもなく書いてみました。僕はおそらく好奇心が旺盛で、一人で勝手に色々なところに飛び込みます。それでもこれといったトラブルもなくむしろ現地の人々に感謝することの方が多いですから、何も気後れすることはありません。気になったものを片っ端からとっつかまえていけば、面白い発見もあります。

日本で寿司屋に一見で入るのとさほど変わりません。

さて、明日は会議と視察、併せてオフィスのギターの弦を張り替えて、前回買っておいた中華包丁の手入れをしようと思います。

何しに来てるんだろうね。

それでは今日はこの辺で。
お久しぶりです、Ryoです。
本日はテンション低めでお送りいたします。
これといって理由はございませんので。ございませんので。

今日はShapewaysネタなのですが、
まずはこちらの記事を御覧ください。

3Dプリンター×VAPE

こちらで紹介したDNA40基盤のマウンターをかなり前に注文したのですが
到着したので、というか、かなり前に到着していたのでご報告いたします。

はこ2

どどん!届いた!
多分この写真。うん多分。多分絶対。
(かなり前なので記憶があやふや)

オープン

Shapeways!!ヒュ~!自己主張ヒュ~!(テンション)

それじゃあ箱を開けてみましょう。

はこ3

おっ

はこ1

いきなり色んなありがとうが目に飛び込んできました。
なんだかほっこりしますねこれは。

そして肝心のブツは……

オープン3

こんな感じに梱包されてました。小っせ。知ってたけど小っせ。
この箱で中身これって何だかアホみたいですね。

梱包材を取り出してみます。

中身

ちゃんとこのように包装されてます。

開封

おぉ。意外と精度はいい感じです。
表面がザラザラはしてしますが、製品として全然問題ないですね。

ロゴ

ロゴもしっかり入ってます。かっちょいい。ような気がする。
じゃあ裏側もチェック!

裏

これが裏側です。
ディスプレイがすっぽり収まるようになってますね。
ちなみに大きいディスプレイ用のマウンターもあります。

実際に基盤を載せてみるとこんな感じ。

基盤載せ

ジャストフィット!

ディスプレイはこんな感じになります。

基盤裏

よーし!これでBOX MODを作るぞお!
って去年から言っています……ヒロシです……。

古くてごめんよ。

というわけで、マウンターが届いた報告でした!

こんにちは、シッキーです。


ブログ更新に少し間が空いてしまいました。

というのもここしばらく色々あり、ブログにまで手が回らなかったというのが本当のところです。


近頃はちょっと堅苦しい話ばかりだったので、ここいらで息抜きがてら、これまでいただいたいくつかのご質問にまとめてお答えしようと思います。



■リキッドを自作したいのですが、どうやればいいんですか?


まずはたくさんいただきました「リキッドってどうやって作るんですか?」というご質問。


自分で作りたいという方、意外と多いんですね。ワクワクしてしまいます。


これは努力と工夫に尽きます。あと、お金と時間。


僕もそもそも偉そうに講釈を垂れられるような立場ではないので何とも言いようがないのですが、これまでにお話ししてきた通り、E-Juiceを作るのは料理を作るのと同じだと思っています。貪欲で正直、かつ謙虚な姿勢をもって素材とその先にある人達と向き合っていけば、作品というのはどんどん洗練されていくもの。技術や知識というのはその次です。とにかく思いついたことは何でもやってみることが大切なのではないかと思います。


ただ、自作リキッドを極めようというなら、相応の投資と時間が必要なのは断言できます。ビジネスとなるとなおさら。僕は俄然応援しますが、そこにお金と時間を投じるよりも、既製品でお気に入りのリキッドを探した方が合理的といえば合理的ですね。


そして僕の率直な考えとして、「美味しい料理を作れない人が、美味しいリキッドを作れるはずがない」というのがあります。


「うまいリキッドを作りたい!どうしたらいいですか⁉」と訊かれたら、僕はおそらく「人に喜んでもらえる料理を作れるようになりなさい」と答えます。味の組み立て方、思いやり、喜んでもらうための配慮、衛生観念、演出、どれをとってもVapeは料理と同じなのではないかと思うのです。扱う素材と器具が違うだけで。


「とりあえず自己満足でリキッドを自作してみたい」という方は、まずはプロピレングリコール(PG)とグリセリン(VG)の扱い方を学ぶ必要があるでしょう。それぞれの性質を知った上で、香料の配合に入っていきます。これらは産地やメーカーによっても個性が異なってきます。まぁ、PGから入るかVGから入るか香料から入るかは素材によりけり。蒸留して香料から作るというのも、余裕のある方は試してみると面白いかもしれません。


「もっと簡単でいい!」というのなら、とりあえず市販のPGとVGを1:1程度で混ぜて、そこにお好きな香料を混ぜてみるというやり方から入る感じになるでしょうか。まぁ、こんなんじゃおいしいリキッドなど作れないですし、いざ実践してみて壁の高さを感じる方がほとんどではないかと思います。でも、そういう過程もまた勉強です。いいものを創るために試行錯誤するのは、Vapeに限ったことではありません。


美味しいリキッドを自作できるVapeユーザーが増えれば、リキッド業界もまた違った面白味を持ってくるのではないかと思います。皆が皆切磋琢磨できるようなグルメ業界になれば面白いですよね。リキッド製造・販売業者にとっては困った状況かもしれませんが。


でも、おそらく洗練されたリキッドを作れる方というのは、ごく一部に限られるかと思います。それは既得権益や利権などの問題でなく、単純に“そこまでの情熱と時間とお金と労力をつぎ込める人が少ない”からです。


リキッド研究はもちろん作る人間のセンスもあるかもしれませんが、こだわればとにかくお金がかかりますし、時間はもっとかかります。ですから、趣味で自作するのであれば、その辺は割り切った方が潔いのではないかというのが僕の考えです。



■どういうアトマイザーを使っているのですか?


おそらくどういう環境でテイスティングしているのかということなのだと思いますが、テスターによって環境がまったく異なります。基本的にはRDAですが、そもそもRDAによっても個体差が著しい。もちろんタンクも試しますしジェネシスも試します。様々な環境でテストしてもらい、その結果を調整に反映するという形です。


僕自身もいくつかのセッティングを個人的に使い分けますが、テイスティング時は基本的にデュアルコイルで0.6~0.7Ωあたりを狙います。もともとこの辺のセットが好きなので、一番客観的に味を判断しやすいのです。


音楽でたとえるなら、わざわざプロご用達のモニター環境を用意しなくても、一番聴き慣れた音でモニタリングした方が客観的な判断がしやすい。これと同じ。


ただ、ティスティング時はあらゆる環境あらゆるセッティングで試しますが、プライベートでタンクを使うことはありません。その理由は至って単純で、RTAは密閉されていないタンク内にリキッドを中長期入れておくことになるので、味の劣化が際立つからです。


その都度リキッドを補填しなければ、本来の味わいというのはどうしても失われてしまうものなのです。



■シッキーさんの好きなリキッドメーカーを教えてください。


これはVapeSick発足当初からちらほらご質問をいただくのですが、「これ!」というものがないのです。ですからVapeSickがあるのです。


自分のルーツから言えば、reHABのウィスキータンゴが最初に愛好していたリキッドです。今はほとんど嗜みませんが、たまーに引っ張り出して吸いたくなります。


あとはそうだなぁ、ストリクスエリクサーズのキーライムパイ。ファイブポウンズのグランドマスター、サージェームスのXO、くらいですかね。リサーチも兼ねて国内外問わず色々なリキッドを試しますが、感銘を受けるほどのものはごく少数です。


というか、僕自身最近は「美味しいリキッド、どこかにないかな?」という開拓意欲がないというか、諦めにも似た気持ちから外部への期待や欲求がなくなってきています。その代わり「もっといいものを作れないか」という、内側への貪欲さというのが強くなってきているので、結果的にはまぁいいことなのかもしれません。


VapeSickプロジェクトメンバーの中にはMODやE-Juiceなど、情報に長けている者があるので、僕の情報源はもっぱら彼らです。助かります。僕自身はもうほとんど外からの刺激を必要としていませんから、MODなどに関する知識は初心者とあまり変わらないのではないでしょうか。VapeSickを洗練させることしか目に入っていないのです。返答になっていないかもしれませんが悪しからずご勘弁を。



■ブログで登場するRyoやHitomiはどういう人達ですか?


どういう人達なのかを説明するのも難しいですが、VapeSickのメンバーです。僕は彼らを人として信用し信頼しています。誰でもVapeSickプロジェクトメンバーとして認めるわけではありません。人間性はとても大切です。本人宛てに当ブログへとコメントなりメッセージなりいただければ、当人達から返答してもらえると思いますので、気になる方は直接お願いいたします。


ちなみに、RyoやHitomiのほかにもメンバーはいますが、文章を書くのが嫌いじゃないメンバーが、たまにブログを更新します。



■ハンドクラフトへのこだわりは何ですか?


このご質問は長文だったので端的に言い代えさせていただきましたが、要するにVapeSickがなぜハンドクラフトにこだわるかというのは「コンビニ弁当を食べるか、それとも料理人が作る料理を食べるか」ということです。至極単純です。


大量生産してたくさん売りさばくって、それは大手外食チェーンと同じですよね。大衆レストランで食べる料理と、三ツ星レストランのシェフがいるレストランで食べる料理が同じはずがありません。


大衆向けの商品は、それにはそれの正義があると思います。


ただ、VapeSickの場合、「料理人が作る料理を大衆料理価格で提供する」という形をとっています。外食産業ではありえませんし、おそらくVape業界でもほとんどありえません。


ではなぜそれが実現できるのか。


経営にコストをかけていないからですよね。究極をいえば開発も研究もデザインも、僕が自分一人でできてしまいます。ですが、それだとあまりにも独り善がりで到底ビジネスとして不特定多数の方々に提供するための商品など開発できません。ですから、プロジェクトメンバーがいるわけです。僕のワンマンプロジェクトではありますが、独善的なワンマンにならないよう工夫しています。まさに少数精鋭。


それでも人件費はかかります。でも、真摯に取り組めばちゃんとそれを補う報酬をみなさんからいただけます。最悪赤字でもいいんです。まぁ、経営者としては失格ですけども。経営は他でちゃんとやります。


Vapeにしろ料理にしろ、とにかく美味しい喜びを分かち合う。あまつさえ自分がその発信源となり人に与えられるなら、僕は自腹を切る覚悟です。最初から。


手前で切る身銭は一時。でも、その時に与えた人への感動は一生。


どっちが大切か。僕は後者の方が断然価値があると思うのです。



■シッキーさんはどういう人ですか?


このご質問もたくさんいただきました。ありがとうございます。それだけVapeSickに関心を持ったり、応援してくださったりする方が増えていることだと思います。


自分の気に入った商品を、どういう人間が作っているのが気になるのは当然かと思います。ただ、だからといって「俺は俺は」と自己主張したいと思う手前ではございませんので、ブログなりを通して察していただければと思います。


自分のパーソナリティを伝えるというのは非常に難しいものです。


追々お話しできることがあればいいかなという程度で、ひとまずE-Juice、というか「美味しい」に対する情熱や信念がVapeSickを通してみなさんに伝わることを信じて、引き続き徹底したこだわりをもってやっていこうと思います。



というわけで、とりとめもなく目についたご質問に返答させていただきましたが、今後も少しずつお答えしていきたいと思います。何か訊きたいことや気になることがあれば、お気軽にメールやコメント等お送りください。返答はいつになるか分かりませんが、じっくり考えてご返答差し上げたいと思います。


それではよい一日を。



こんばんは、シッキーです。


今日は、VapeSickのレシピに対する考え方についてお話ししようと思います。


僕は何事においても、マニュアルというものがあまり好きではありません。マニュアルに頼ってしまうと、マニュアルで対応できない部分に粗が出てしまうからです。


料理にたとえるなら、季節に応じて調理過程にかける時間や温度、素材に気を配るべきですし、音楽にたとえるなら聴き手の環境を考えて音質の調整をする。これがいわゆる“職人の業”というものだと思うのですが、E-juiceでも同じことが言えます。


たとえばVapeSickの梅酒や蜜など熟成を必要とするE-juiceの場合、夏と冬では熟成期間が変わってきます。液体ですから当然、気化成分に対して気温というのが影響してくるわけです。


また、水溶成分と非水溶成分の攪拌比率に関しても、季節によって結果が変わってきます。いわゆる外気温と素材とのプラントル数の相関です。


ジャムもそうだしパン生地を作るのだってそう。納豆をワラの中で発酵させるのも似ています。温度というのは物理的にだけでなく人間の心理にも影響してくるものですから、数字で割り切れない部分が生まれてくるのは不思議なことではありません。南国と北国で食文化が違うように、E-juiceも季節やタイミング、国によって物理的なあるいは精神的な影響を加味した上で調整していくのが理想です。


これらはある程度まで科学的に結果を見越せるものではありますが、そのような現象を数値として正確に計測できる(おそらく大規模な)専用装置がないのなら、感覚や経験で結果を予測して調整していかなければなりません。そのためには、多くの試行錯誤と実験、テストが必要になってきます。


これはある意味、包丁を研ぐ作業と似ているのではないかと思います。機械で合理的に包丁を研げるとは言っても、人間の職人の手によるそれにはやはり及びません。人の喜びや感動は、結局人の手でしか生み出せないという基本的な考えをVapeSickは持っています。


しかし、レシピというのはある意味ではマニュアルであり、それに則ってE-juiceを作っていくのは当たり前です。


VapeSick製品においても、デビューしてから今年初めて冬を越すという作品がぼちぼちありますが、そうしたものをどうやって手懐けていくかは一つの楽しみであり、プレッシャーでもあります。


レシピというのは結局、一つの骨組みに過ぎません。


その上にどう肉付けしていくかは、その季節季節やタイミング、その都度向き合っていかなければならない課題です。寡婦なんかは特に、素材の品種やそれを加工する業者がいつも異なるというのが当たり前ですから、レシピなどマニュアル化できません。増して原料が高価なので失敗もできないというプレッシャーといつも闘っています。一度盛大に失敗してしまったことがありますが、そういう経験があるからこそ適度なプレッシャーを持つ続けられるのかもしれません。


VapeSickのラインナップはいずれも、生産する毎にドラマがあります。それはそれぞれが息吹を持った生きた作品だからであり、慎重に丹精込めて作り上げたハンドクラフト品だからです。


だからといって「粗末に扱うな」などと、生産者の独り善がりな言い分をのたまうつもりはございません。


ただ、VapeSickの商品がお手元に届いたとき、少しでも愛着を持っていただけるよう、こうして我々の思いや姿勢、自分自身のありのままをブログで綴っていきたいと思うのです。