家庭画報テーブルコーディネート大賞受賞 | Vanves の毎日 衣食住+et cetera

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大切な思い出備忘録




  







家庭画報テーブルコーディネイト部門優勝!


過去にブログで一度も書いておりませんでしたが、
昨夜母と懐かしくこちらの話をした事で今日の出来事に残す事にしました!

しかし自身の備忘録なのでご興味ある方にはおつきあい頂ければ幸いですが回想録(長文)なのでスルーもお薦めです
クローバー

現在の住まいに引っ越してきた3月に
ふと目に留まった家庭画報のコーディネイト部門の募集ページ

しかし日々の引っ越し片付けに追われ気づけば締切前日となっていたけれど気になって仕方なく

明日の締切りが迫っている中、引っ越しダンボールが山積みの部屋で何できる???
そんな時に馬力が湧く私馬の耳に念仏 
いつものままに+αでいいじゃないひらめき電球


ちょうどタジン鍋が出ているし、昨夜食べたクスクスがあるわ

慌てて近所のスーパーへ肉や野菜買い出しに出かけ

時間が無いのでテーブルにあれこれ並べながらぶっつけ本番でこちらが完成
その後に作った料理を食べきれず母を呼び出す(笑)と「何やっているの?」と母がやってきた
実際に応微に使った写真です


私は経緯を話しながら、応募用紙にストーリーを書きこむ
この時ちょうどUAEへ出かけた後だったので中東料理に旅の記憶を重ねてペンを走らせた

明日の締切りなので近所の郵便局へ走って速達で投函!

↓
まさか・・・のいよいよ最終審査に残りました!と・・・通知を手に取った日は
ちょうど親戚と出掛けて共に帰宅した時だったのでポストからそれを見つけたので身内も喜んでくれた日


そして
最終審査は自宅で作品を再現しインタビュアー、試食、映像とカメラマンが我が家に集結
11時間を要し、すべてが終了


私の作品(!)はアラブの砂の上に布を敷いて…がコンセプトなのでカトラリーが無い(笑)
編集部さんからは従来の家庭画報のテーブルコーディネイトにはこういう作品は皆無だったので
結果は一か八かでしょう
天下の家庭画報
そんなに簡単に優勝できる訳ないので好きな様にやらせて頂いた事が功を奏した様です

↓
2ヶ月を過した午後に鳴り響く1本の電話
「おめでとうございます!経った今vanvesさんの優勝が決まりました!」

突然の電話に突然の優勝に思わず受話器を落とした私です

加えて、ここで心優しい知人の言葉を思い出した
「そんなの最初から優勝者が決まってると思うよ!」…そんな事は無かったと。わが身を持って証明!


そして
私のテーブルが掲載された発売された朝・・・書店でページを開いた瞬間の感動は今も忘れられない
その後、編集部から搬出する全てのご依頼を頂き


我が家のテーブル一式が日本橋の三越展示場へ運ばれ・・・再現された

東京の次は

大阪心斎橋大丸に運ばれ展示
3か月近くの間 我が家のダイニングは空っぽでした

迎えた 9月7日 

帝国ホテルにて受賞パーティー
お誕生日を一週間後に控えていた父には最高のプレゼント

娘として父に感謝した日であり
主婦として夫に感謝した日であり
幼き日の私の食生活(衣食住)を母に感謝した日

千住博先生

「まずは貴女の作品が満場一致で優勝決定しました」と教えてくださいました

照明デザイナーの石井幹子氏 江上栄子先生
喜八先生より

作る料理が本物か似非物か・・・写真を観ればそれは伝わります
私は中東で2年暮らしましたから!




そして食いしん坊の世界旅行が形となった日でした
各新聞でも沢山取り上げて頂きラジオ生中継も行い、現在の住まいに引っ越した年は晴れやかな1年となりました


千住博先生のお言葉は今も忘れられません
私の作品を例に取り
単に机の上にキレイな物が並んでいると言うのではなく
そこから匂いと思い出とかがバランスよくいいハーモニーを奏でているので心に残りました
「美」とは混沌の上に成り立つもの
整然と片づけてしまうのではなく
全部詰め込んだ上でそこから真の豊かさを表現していくのが本流ですね。
私の日々の想いと重なる嬉しいご感想が今の生活に繋がっているのです

9月7日の思い出。