アデル、ブルーは熱い色 | Vanves の毎日 衣食住+et cetera

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大切な思い出備忘録




  

 

アデル、ブルーは熱い色


3時間を超える上映時間

2本の映画をハシゴしたのでさすがに疲れた・・・


そもそもフランス映画を見る時にはある程度の覚悟が必要です

風景を(も)楽しめる映画では無く、ひたすら主人公たちの顔が映し出されセリフで成り立つこちらは

その表情や言葉から状況を把握しなければなりません

目だけのアップシーンや「無」の間・・・ 

例えば・・・時間の経過を表す事を示す「・・・2年後」等の字幕やナレーションも無い為に

髪の色が変わった事で年月が経過しているんだ!とか

青い服を着なくなったから気持ちが揺らいでいる・・・と観ている側が判断する他になし!


加えて全編の中で語られる哲学的な思想はサルトルの実在主義からボブマーレィの名前まで登場する

字幕を見逃したら展開についていけなくなるので瞬きもできない(笑)

一般的にいう映画というよりもまるでドキメンタリーを観ている様な作品に心躍る



美術大学に通うエマと高校生のアデル

ブルーで伝わる気持ち、そしてその変化

これぞザ・フランス映画

この映画、レア・セドゥのハンサムっぷりがハンパでは無い

この独特のまなざし(笑)

2人の家庭環境の対比も興味深い

「安定した仕事につくべき」とはアデルの両親の教え(アデルはその後先生になる)

食事のシーンもリアルすぎ!父親のお得意の「スパゲッティボロネーゼ」

鍋ごとテーブルに乗せてグチャグチャと食べている(笑)


アデル家へディナーに招待されたエマに「画家で食べていけるのか?」と思室に問うアデルの父親は

その後も立て続けに彼女を質問攻めに・・・画家と言う職業を頭から否定するアデル父


一方エマの家へアデルを招待したディナーのテーブルには高級牡蠣と白ワインが並び

義父が「我が家は様々な文化に寛容だ!」と言いながらゆったりとした優雅な空気が流れていた

対照的な家庭環境=お互いの生活背景がまざまざと映し出される・・・


ブルーから遠ざかるエマに対してラストシーンまでブルーを身に着けているアデルが哀しいけれど

衝撃の作品でも何でもなく取り出たされているシーンや描写も含めてこれぞフランス映画と納得した私


アデルが涙と鼻水に紛れながら白ワインを飲むシーンには同情する程。

様々な視点からそれぞれの答えを見つけよ!と理解力を要求される作品故に満足感と疲労感が(笑)


追記

牡蠣とボロネーゼを食べたくなったのは私だけでは無いと思います(笑)


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