うーえをむぅいて、あ~るこおおぉ♪なぁみぃだがぁこぼぅれぇなあいよおおうにぃ~![]()
先日聴いた素敵な歌声が耳に残ってたせいか、今朝は早くから血が騒いでしょうがない。
まだ起き抜けの僕は、キッチンで昨日の残りのサンドイッチを頬張り、淹れたての、それでいて少し冷めた感のあるドリップ珈琲でそれをキッチリと喉の奥へと流し込んだ。
「活動開始!」ストリッパー宛らに、歩きながら服を脱ぎ捨て、先程の珈琲とは対照的に熱いシャワーを浴びる。全身の細胞が、降車駅をうっかり寝過ごしてしまった通勤途中のビジネスマンのように慌てて起き出す。
白シャツとカーキ色のフーディ、グレーのスエットパンツ。全てが今日の休日用に洗いざらしたもので、乾いたごわごわした感触が肌に心地よい。
「行ってくるよハニー。」新参者の観葉植物によって、数日前より窓際へ追いやられることを余儀なくされたM・モンローへ軽く会釈し、スニーカーを履くのももどかしく、表へと飛び出した。
駆けるようにしてDavie St.を東へ。今日はこのままQueen Elizabeth Parkへと向かうのだ。誰がなんと言おうとそれが僕に与えられた今日のミッションなのだ。既に数日前から、この好天気を予測していた僕は、1940年の女王様訪問よろしく、ターゲットをVancouverで最も標高の高い丘の上に位置する公園へと定めていたのだ。
Yale Town駅からスカイトレインへ→West Broadway駅で降車。
僕がここを通過する際には必ずといっていいくらいチェックを欠かさない中古スポーツ用品店’スポーツジャンキーズ’にてシューズや自転車をチェックし(掘り出し物には出会えず)、更に東、Main St.を目指す。
久しぶりのMain St.は、相変わらず「あくせくしてもしょうがないっちゃ!」とでもいいたげな、少し気だるい独特の雰囲気を醸していた。とりあえず、ちょっと見かけたLibertyという雰囲気の良いカフェで小休止。
ここのケーキ類はなかなかいける!などと思いつつ、ポカポカ陽気の中で一瞬まどろむ。
通りをしばらく歩く。
Eastanカフェ’Chai'が右手に見えてくる。
試供品を進められて、素直に食い、そして飲む!グイグイ飲む!そしてまた食う!
最終的に、Turkish Chill(写真右:エスプレッソ・ヘーゼルナッツ・チョコレート・アイスクリーム・シナモンのスムージー)が非常に気に入った僕は、別途にラージサイズを所望。
(しかし、このことが、後になって僕に大きな災いをもたらすことになろうとは知る由もなかった・・・)
31St.を右折。小柄でかわいらしいナッツベイリー球場(バンクーバー・カナディアンズの本拠地)を横目に南へ進む。ここまでくれば、目指す公園は眼と鼻の先だ。
公園に到着。ひとまずベンチで2度目の小休止。ヘッドホンからは’I'm yours’の開放的な音が流れてくる。今の気分そのままの雰囲気だ。
丘に登った僕の眼下には、遠くの町並みと海と北の山々が広がる。西の方からそよぎ来る風からは、春を超えて、微かに夏の匂いが感じられた。
ポッカリ空に浮かんだ雲と、同じように純白の眩いウエディングドレス。なんだか羨ましくなってしまう。
早春の花と蕾に縁取られた公園。
底抜けに碧い空。そこに浮かぶ白い月が、誤って空から滴り落ちたミルクの雫のようだ。
しばらくの間、僕はその風景の一部になっていた。
To be continued!














