今日は
前回はパンと一緒にDog Cafe巡りをしていたピーターです。
平成１９年、８月２２日（水）
ピーターは再び渋谷に上陸した。パンと一緒に・・・
と言いたい所だが、パンが空中散歩中、吐き気をもよおし、戦線離脱！！！
惜しくも最愛の友を志なかばでネバーランドへ帰郷させたピーターは、他の人間ターゲットを探して、地面に降り立った。
渋谷の街は夏休み中の若者たちでにぎわっていた。
気分が悪くなり、落ち込んでいたピーターの前に、２人の人間が手を差し伸べてきた。
ピーターには天使に見えた
が、人間だった。
「大丈夫かぁ？？」そう言ってきたのが、Tomである。
「水でも飲め飲め」と天然水を差し伸べてきたのが、Joeだった。
ピーターは感激のあまり感涙した(｡´Д⊂) ｳﾜｧｧｧﾝ
３人は意気投合し、かくしてピーターは今回、この２人の旅に同行させてもらうことになったのである。
３人が向かったのは、Italian Pizza & healthy Dog Food の”ピッツァリア フーモ”。
８月も終わりというのに強烈に照りつける太陽の紫外線の中
、３人は田園都市線に乗り込み、駒澤大学駅に向かった。（ピーターは空を飛びたかったのだが、人間２人を抱えてはとても無理だったので、徒歩だった。）
「あっっっつーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい！！！」
Tomが人目を気にせず叫んだ。
目当てのCafeは、駅から徒歩１０分・・・しかし！！一向に見つからない！！！
３人は地面にうずくまった
暑さに耐え切れず、Joeがカバンの中に入っていた天使の水（天然水）を取り出し、飲もうとした・・・瞬間、Joeの顔が凍りついた。
フタが！！ペットボトルのフタが！！あいていたのである
カバンは水びたしだった・・・これ以上はツラすぎてお伝えできません
気をとり直して３人はTomの携帯のNavi Timeで、目的のCafe検索したところ、通り過ぎてしまったことがわかり、３人は引き返した・・
５分くらい戻ったところで、やっとフーモを発見！！
先陣切って入ろうとしたピーターの顔が凍りついた
｢夏休み中です
」・・そう書かれた看板があった・・。
３人は再び地面にうずくまった・・・
「とりあえず、昼ご飯を食べよう・・・」
３人は来る途中にあった洋食屋に入ることにした
Tomが指令に連絡を取り、渋谷に戻るということになった。
ピーターは今回の旅では得るものがなかったとがっくりしていた。
駅までは大通りではなく、住宅街を歩いていくことにした
すると、一軒のCafeが目の前に現れた。駅からは徒歩５分・・・
いや、５分もかからないだろう。小さいが、とても雰囲気のあるCafeだ。
「Dog Cafeかな？？」看板には”cub star”とある。
３人は恐る恐る木の扉を開けた。
木の香りと植物の香り、、、そしてこれはコーヒーの香りだ・・・・・
ピーターはネバーランドが恋しくなった。
下を見ると、何か小さいものが動いていた！これは・・・犬
！！！！！！
しかも死ぬほどかわいい３人はあっという間にその子に飛びついた！！
とても珍しい犬種で、ブリュッセルグリフォンだ。
３人は、席を勧められたが、しばらくその子から離れられない
やっと落ち着いた3人は、店内を見渡した。
メキシカン？いや・・アメリカンといった感じか。
２階建てで、２階からは常連さんらしき人たちの笑い声が聞こえた。
３人は一階窓際の席に案内された。斜めにキッチンが見えた。
店員さんは２人で、とてももの静かで感じの良い人たちだった
このお店の雰囲気にぴったりだとJoeは言った。Tomとピーターもその通りだと頷いた。
Joeはハニーレモンジュース、Tomはヘーゼルナッツラテ、ピーターはアイスカフェモカを注文した。
その他にもたくさんメニューがあった。3人はここで昼食を取れなかったことを悔やんだ・・・・
飲んでいる間看板犬の「うーたん」はピーターの膝にいた。
ピーターはうーたんにベタ惚れだったのだ
するとJoeが、「ひゅーひゅー」と茶化してきた。
「ひゅーひゅー」・・・何年前の言葉だろう・・？
懐かしさのあまり、Tomとピーターは｢古いな！！」と突っ込んだ。
するとJoeは、「ちょべりばっ！！」と言い返してきた。
何だ？Joeは一体どうしてしまったのか・・確かに店内は、少しレトロな感じがある。
それにノッてしまったのか？？・・・・失礼、話が脱線してしまった。
ピーターは相変わらずうーたんに熱視線を送っていたが、うーたんは眠たかったのか、キャリーバッグの中で眠ってしまった
ピーターは女性の店員さんに、うーたんの事を根掘り葉掘り聞いた。
嫌がる顔ひとつ見せない店員さんに、ピーターは本日２度目の涙を流した(Ｔ∀Ｔ)
指令との約束の時間が迫っているので、３人は後ろ髪惹かれながら店を後にした。
テラスでは、うーたんが日なたぼっこをしていた
最後までうーたんに熱視線を送っていたが、うーたんは夏の日差しの中、眠りに落ちてしまっていた
画像
渋谷駅に到着した３人は、３５℃の気温など気にならない程すがすがしい気分だった
今回の旅では、本来の目的だった店には行けなかったが、代わりにとてもいい店を見つけた。
また来たいと思える店に出会えるのは、とても幸せなことである
ピーターはこのスバラシイ旅の思い出を胸に、故郷のネバーランドで待つパンの元に帰ることにした。
今晩は、パンと一晩中思い出話をしよう。
さて、ＪｏｅとＴｏｍはというと、ピーターに別れを告げて、本部にいる指令の元に帰って行った。
指令の正体・・・それは秘密とＪｏｅがニタリと笑う。Ｔｏｍもゲヒャゲヒャ笑う
今回の旅はこれにて修了